新型インプレッサの開発者にクロストレックとの違いと注目ポイントを聞いてみた!
掲載 carview! 文:編集部/写真:編集部 50
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先日開催された東京オートサロンで日本仕様のプロトタイプが初公開された新型「インプレッサ」。会場にインプレッサの開発スタッフがいたので話を聞いてみました。基本的な構造はクロストレックと共通のようですが、違う部分はあるのでしょうか。
「細かな違いにはなりますが、クロストレックはギア感を強調する樹脂製フェンダーが装着されているため、空気抵抗軽減用のエア抜き穴を作ったりしていますが、インプレッサには必要ないので設けていません。その他の部位もインプレッサのほうがデザイン上抵抗物が少ないので、高速走行時の空力的には有利です」。
他にも、車高もインプレッサのほうが低い分クルマの重心が低いため「ワインディングなどちょっとしたスポーツ走行はインプレッサのほうがより楽しい」といいます。
いずれも見た目どおりの影響ではありますが、クロストレックの評価が高いところをみると「走りはインプレッサのほうが更に良いことになっていそう」と妄想できそうです。
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今回発表された日本仕様のプロトタイプは、水平対向4気筒2.0L+CVT(リニアトロニック)&4WDの組み合わせ。展開については「現段階ではエンジンと駆動方式については回答出来ないが、トランスミッションについては先代同様AT(CVT)のみ」とのこと。かつては多くのモデルにMTを設定していたスバルですが、「ユーザー層の変化が進んだ」というところでしょうか。
クロストレックと並行して開発したという新型インプレッサ。その中で一番苦労した部分は「シート」だったそうです。乗り心地のさらなる向上を追求するために群馬大学医学部の協力を得て調べたところ、クルマ酔いの原因になる三半規管を揺らさないようにするためには、腰の中央、背骨の一番下にある三角形の『仙骨』を動かさないようにすればいいということまではわかったそうです。
しかし「実際にシートで仙骨を動かないようにするためにはどうしたらよいのかわからずかなり苦労した」とのこと。
仙骨の固定感をすぐにでも試してみたいところですが、クロストレックもインプレッサも発売は今春予定。早めの正式発表にも、シートの座り心地にも期待しておきましょう。
<おわり>
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