レクサスの主力SUV、RX改良版を初公開。ナビ操作はタッチパネル式に変更
掲載 更新 carview! 写真:小林 俊樹
掲載 更新 carview! 写真:小林 俊樹
レクサスは5月30日、同社SUVシリーズ(LX、RX、NX、UXの4モデル)の中核を担うRXの改良モデルを初公開しました。日本での発売は8月下旬が予定されています。
まずはエクステリアですが、フロントのフォグランプの位置変更に伴い、バンパー下端からサイドのドア下までがひと繋がりになる造形とされ、どっしりとした安定感を表現。スピンドルグリルにはL字モチーフのブロックメッシュパターンを採用し、中心部に向けて押し出すカタチの立体造形とすることでバンパーとの一体感が高められました。さらにヘッドランプユニットも小型化することでシャープさも増している印象です。
インテリアでは、これまで「使いづらいという声が多かった」というナビゲーションのリモートタッチ式をタッチディスプレイ式に変更し、合わせてディスプレイの位置も手前側に138mm移動。タッチパッド式のリモートタッチも残されますので、二通りの操作方法が選べることになります。二通り使える利便性を評価するか、マイナーチェンジでの苦肉の策とするか、ここはユーザーの声をお聞きしたいところです。
また、2017年末にルーフ後端を延長した3列シート車として発売されたRX450hLの3列目シートを改良。足元空間を広げたポジションと荷室容量重視の2種類のシートポジションを設定しました。これまではエマージェンシー用の域を出なかった3列目ですが、日本でも3列シートSUVの需要が高まりつつありますので、注目ポイントの一つと言えるかもしれません。なお、2列目シートにはキャプテンシートの設定も新たに追加されています。
乗り心地や操縦安定性に関わるボディ剛性の向上を目的にスポット溶接の打点を増やすとともに、構造用接着剤の接着面を拡大。足回りでは、ハブベアリングやスタビライザーバーの剛性を上げることで、車両応答性の向上やアンダーステアの軽減などが図られています。また、アンダーステアを抑制するアクティブコーナリングアシスト(ACA)の採用や、EPSのチューニングなども実施することで高い操縦安定性を実現したと謳われています。
先行車や対向車の眩惑を防ぐようにハイビームを制御するアダプティブハイビームシステム(AHS)に、世界初となる小糸製作所製のブレードスキャン式を採用。LEDの光を高速回転するミラーに照射し、反射した光で前方を照らす仕組みですが、ミラーの回転に同期させてLEDを適切に点灯、消灯することで配光を制御することが可能に。これにより、従来よりも細かい遮光や照射範囲の拡大が実現できるようになるとのことです。
ナビゲーションの説明箇所に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。(2019.5.30)
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