メルセデス新型Aクラスは322万円から。「ハイ、メルセデス」を試してほしい
掲載 更新 carview! 写真:小林 俊樹
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10月18日、メルセデス・ベンツ日本は4代目の新型「Aクラス」を発売しました。日本にまず導入されるのは新開発の1.4L直4ターボを搭載した「A180」で、ベースグレードの価格は322万円。納車時期は今年12月以降となります。
新型Aクラスのボディサイズは全長4419(先代A180スタイル比+119)×全幅1796(同+16)×全高1423mm(同-12mm)、ホイールベースは2729mm(同+29mm)と若干拡大。先代からのスポーティなスタイルを踏襲しつつ、フロントはシャープに切れ上がったLEDヘッドライトや、末広がりにデザインされたグリルなどで最新のメルセデス顔を表現しています。空力面ではホイールまわりの気流を最適化するなど各所に対策を施し、Cd値は先代の0.27からセグメントトップの0.25に改善されました。
今回の大きなトピックは対話型インフォテインメントシステム「MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス)」の初搭載。エントリーモデルであるAクラスからの搭載になったのは、デジタルガジェットになれた若年層ユーザーが多いからだそうです。
「ハイ、メルセデス」で起動するMBUXは、ナビの目的地入力、電話、音楽、メッセージの入力と読み上げ、気象情報に加え、エアコンや照明の調整などにも対応。自然言語認識機能によって「ちょっと寒い」といえばエアコン設定温度を上げるなど、自然な会話表現が使えます。ちなみに、関西弁などのメジャーな方言も認識するそうですので、いろいろ試してみると楽しめるかもしれません。
実際に簡単なデモを拝見しましたが、毎回話しかける際に「ハイ、メルセデス」の一言を発する煩わしさを除けば(ステアリングのボタンでも起動可能)、とてもスムーズなやりとりに感じられました。またAIらしく学習機能や予測機能を備えており、流行語や言葉の用法の変化を学んだり、ユーザーの普段の行動を記憶して先読みした情報を表示したりもできるそうです。
パワートレーンは、デルタ(三角)型のシリンダーヘッドを採用することで軽量&省スペース化を実現した新開発の1.4L直4ターボ(最高出力136ps、最大トルク200Nm)を搭載。トランスミッションは7速DCT(デュアルクラッチトランスミッション)が組み合わせられます。
安全運転支援システムは昨年発表された「Sクラスセダン」と同等のシステムを設定。高速道路などの走行時に先行車を認識して、速度に応じて車間距離を調節する「アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック(自動再発進機能付)」や、車両、歩行者、路上の物体などとの衝突の危険性を感知すると、警告後に自動緊急ブレーキを作動させる「アクティブブレーキアシスト(歩行者/飛び出し検知機能付)」、高速道路でウインカーを点滅させた場合、行き先の車線に車両がいないことを確認して自動で車線を変更する「アクティブレーンチェンジングアシスト」などが備わります。
グレード別の価格は、ベースグレードの「A180」が322万円、「A180 スタイル」が362万円、500台限定の特別仕様車「A180エディション1」が479万円となっています。
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