ベントレーのラグジュアリーSUV、ベンテイガを初披露。価格は2695万円
掲載 更新 carview! 写真:小林 俊樹、ベントレーモーターズジャパン
掲載 更新 carview! 写真:小林 俊樹、ベントレーモーターズジャパン
ベントレーモーターズジャパンは6月9日、昨年9月のフランクフルトモーターショーでワールドプレミアした同ブランド初のSUVモデル「ベンテイガ」を日本初披露した。初年度の日本への導入台数は約80台で、デリバリー開始は来年1月頃からの予定。ただし、初年度分はすでに完売だという。価格は2695万円。
ボディサイズは全長5150×全幅×1995×全高1755mmで、MLB Evoプラットフォームを共用するアウディQ7に比べて、それぞれ+80、+25、+50mmと若干大きくなっている。「マトリックスグリル」と呼ばれる大きなフロントグリル、その左右に置かれた4つの丸型LEDヘッドライト、「B」をかたどったサイドベントや、「B」の形に光るグラフィックを採り入れたテールランプなど、エクステリアの随所にベントレーならではの特徴が確認できる。フロントバンパーの下部には、走破性の高さを印象づけるスキッドプレートも装着された。
インテリアでは、ベントレーのエンブレム「ベントレーウィング」から発想を得たという曲線で構成されるインパネ周りをはじめ、英国の職人が手作業で仕上げたウッドパネルとレザーをふんだんに使用した空間が拡がる。「素材の細部にまで及ぶこだわりは、英国モダンラグジュアリーそのもの」と謳うそれは、1台分の作業工程に約130時間を費やすという。
搭載されるエンジンは6.0L W型12気筒ツインターボで、最高出力608ps/最大トルク900Nmを発生。0~100 km/h加速は4.1秒、最高速度は301 km/hに達する。一方で効率性と環境性能の向上策として、一定の条件下で半分の6気筒を休止する可変シリンダーシステム、スタートストップシステム、高速道路などを5~8速で走行時のコースティング機能を採用している。これらにより、従来のパワートレーンと比較して11.9%の効率向上を実現したという。トランスミッションは8速ATが組み合わされる。
4WDシステムは、「ドライブ・ダイナミクス・モード」と「レスポンシブ・オフロード・セッティング(オプション)」により、オンロード4種類とオフロード4種類の合わせて最大8種類の走行モードからダイヤル操作で選択が可能。またSUVでは世界初という電動アクティブ・ロール・コントロール技術「ベントレー・ダイナミック・ライド」を導入。コーナリング時にかかる横方向の力を抑制してタイヤの接地面積を確保し、安定性と快適な乗り心地を実現したという。
他のモデルと同様、ベンテイガにもマルチモードエアサスペンションを搭載。「High2」「High 1」「Normal」「Low」の4種類のモードから選択でき、+45mmから-30mmまで車高調整が可能。
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