新型キューブついに登場 若者がターゲット!
掲載 更新 carview! 写真:中野 英幸
掲載 更新 carview! 写真:中野 英幸
新型キューブがデビュー。98年の初代登場から累計80万台以上の販売実績を誇るキューブは、ついに今回から世界にも進出する(ヨーロッパ09年秋、北米09年春発売予定)。
3代目はキープ・コンセプトながらプラットフォームを一新し室内空間を拡大。使い勝手を向上させると同時に、ターゲットを若者(10代後半~20代)に絞り、「遊び」のある1台に仕上げたとする。
全長3890mm(+160)×全幅1695mm(+25)×全高1650mm(+10)。ホイールベース=2530mm(+100)。室内長1950mm(+70)×室内幅1340mm(+55)×室内高1275mm(+10)。※()内は先代比値。ボディは大きくなったが、日本をメインターゲットに置くため5ナンバーは死守したという。
エクステリアは線を極力使わず、面の豊かさを強調。モチーフに「ブルドッグがサングラスをかけた姿」を挙げるなど、単に可愛いだけでない愛嬌のあるキャラクターを目指した。非対称・横開きバッグドアは健在で、リアコンビランプは横一文字に変更された。
ボディカラーはクラフトダンボールをメインカラーに全10色。内装色はライトグレー系とオフブラック系に加え、オプションでベロア素材を用いたブラウン系も設定した。
インテリアはジャグシーをモチーフに、波打つようにラウンドしたインパネ周りがバスタブのカーブのような開放感を演出。クラスでは珍しい縫製シートも採用し、シートバックの高さを前60mm/後45mm、前席のクッション厚を最大40mm、リヤシートのクッション長を50mmUPして、ソファのような座り心地を追及している。
また、リアクオーターガーニッシュ、ドアスピーカーグリル、カップホルダー、ルーフに波紋をイメージしたデザイン処理を施し、一滴の雫が輪に広まっていく様子でピースフルな世界観を表現。障子を模した「SHOJIシェード」(※Vセレクションにオプション設定)への、世界での評価も気になるところだ。
パワートレーンは1.5リッター×エクストロニックCVTのみになり、1.4リッター×4速ATはカタログ落ちした。1.5リッターDOHCはキャリーながら吸・排気効率を高めたほか、CVTにオイルウォーマーを装着するなど暖気を早期化。2011年度の義務化に先駆けJC08モードに対応した燃費性能を発揮するため、エンジン始動直後の燃費向上を図っている。
スペックは80kw(109ps)/6000rpm、148Nm(15.1kg-m)4400rpm。燃費はJC08モード=17.4km/L、10.15モード燃費は19.2km/L。(15S・FF)
ラインナップはFFが最上級モデルの15G~15Sの4グレード、4WDが15X FOUR Vセレクション~15S FOURの3グレード。また、20XをベースにRiderシリーズも設定された。
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