レクサスRX発表。その高級度を写真でチェック
掲載 更新 carview! 写真:小林 俊樹
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国内レクサス系列では初のSUVとなる「レクサスRX」が発表された。もともとグローバルでは「ハリアー」をレクサスRXのモデル名で販売していたが、今回の3代目レクサスRXから、国内でもRXとしてレクサスチャンネルで販売する。販売不振に悩む国内レクサス店の起爆剤となるか注目だ。現行型ハリアーの一部グレードはトヨペット店で継続販売する。
エクステリアデザインは一見してRX(ハリアー)とわかるフォルムを継承し、フロントグリルやライトの処理にはISなどと通じるL-Finesseも漂わせる。Cd値はクラストップレベルの0.33。全長4770mm×全幅1885mm×全高1690mmは現行ハリアー比で全長で+35mm、全幅で+40mm大型化しているが、X5・Mクラス・Q7などドイツ系の大型CUVと比べるとそれでも小柄だ。開発陣はメインマーケットの北米で、RXが取り回しの容易さなどのサイズ感でも評価されていることを理由に挙げる。なお、RX450hはLEDロービームを搭載。
パワートレーンは2種類。HV版の「RX450h」は排気量を先代より200cc拡大した3.5リッターV6に高出力モーターとニッケル水素バッテリーとリダクションギアを使ったHV専用トランスミッションを組み合わせる。V6ユニットはレクサスでは初のアトキンソンサイクルユニットになった。245ps/6000rpm(211ps/5600rpm)、32.3kg-m/4800rpm(29.4kg-m/4400rpm)と出力&トルク共に向上しているが、狙いはむしろ燃費の向上にあるといい、10・15モード燃費では17.8km/L→18.8km/Lをマーク。「RX350」は3.5リッターV6にトルコン6速ATを組み合わせ、10・15モード燃費は9.4km/L。
4WD機構はRX450hが回生などを行う電気4WDのE-Four、RX350がアクティブトルクコントロール式の4WDシステム。RX350にはFFモデルも用意される。サスペンションはリアが新開発のトレーリングアーム式ダブルウィッシュボーンになり、フロントもキャリーながら各ユニットをブラッシュアップしている。ホイールサイズは19インチと18インチ。RX450hには電動アクティブスタビライザーも設定される。
インテリアではセンターコンソールに手を置いたまま、マウス感覚でナビ画面のポインターやカーソルを操作する「リモートタッチ」が新しい。ヘッドアップディスプレイ、ラゲッジの荷室高を30mm下げる荷物モード、マークレビンソン製オーディオ、サイドモニター、プリクラッシュセーフティシステム、最大10個のエアバッグなど、オプションを含めた先進装備や豪華装備もレクサスならではの充実ぶりだ。
価格はRX350が460万円から565万円、RX450hが570万円~650万円。月販売目標台数は650台。
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