ゴルフ1から始まる歴史 写真で5世代をチェック!
掲載 更新 carview! 写真:編集部
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1974年、VWはビートルに替わる新世代の大衆車としてゴルフを発売する。当時、国産ではシビック、欧州でもフィアットやルノーの小型車が、パッケージ効率の高さから続々とFFレイアウトを採用。VWもこれに倣い、ビートルのRR駆動方式を止め、FF駆動方式をゴルフに与えた。デザイナーはコンパクトカーのデザインに長じたジウジアーロで、本命のハッチバック版となるゴルフの前にクーペ版のシロッコを先に出して市場リサーチを行った経緯は、今回のゴルフVIでも踏襲された。
ボディサイズは全長3815mm×全幅1610mm×全高1410mmで、現行型ポロよりも小さいが、排気量は発売当初で1.5リッターSOHC、トランスミッションは5速MTと3速AT。その後は1.6リッターが主流となり、モデル後期には1.7リッターや1.8リッターも設定された。
1976年にはホットモデルのGTIが登場し、182km/hという当時としては驚異的な最高速度を記録するなど“ホットハッチ”というジャンルを生み出す原動力にもなっている。
ゴルフIはその優れたパッケージや、後に世界が追随したトーションビーム式リアサスペンションなどを採用した高い走行性能によって、瞬く間に世界のコンパクトカーの指標となり、生産台数は歴代ゴルフ最高の680万台に達した。
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