需要の“先食い”が顕著 1月のボディタイプ別
掲載 更新 carview!
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今回は1月の日本メーカー製乗用車の国内販売データから、ハッチバック、セダン、ステーションワゴン、ミニバン・1BOX、クロカン・SUV、クーペ・オープン、軽乗用車という7つのボディタイプ別に売れ筋モデルをチェックしていこう(販売台数は日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会の発表値をベースに、トヨタカローラのように同じ車名でもボディタイプが複数あるクルマはメーカー調べのデータで集計)。
日本メーカー製乗用車(軽乗用車、海外生産車、スズキのシボレーブランド含む)全体では24万9006台、前年同月比は80%と5カ月連続のマイナスとなった。下げ幅も前月より6.8ポイント改善されたとはいえ、4カ月連続の2ケタ減で、特にセダン部門が1万4790台、前年同月比54.4%、ミニバン・1BOX部門も3万8400台、同58.5%と、大きく落ち込んでいる。
セダン部門は昨年好調だった「トヨタ SAI(サイ)」や「マークX(ジオ除く)」の需要が一巡したのか、ともに前年同月比23%、39.8%と低調だったのが響いた形だが、ミニバン・1BOX部門は昨年11月にモデルチェンジした「日産 セレナ」が、1月は部門トップに返り咲いたものの月間販売目標5400台を上回れず、3597台、前年同月比48.9%。昨年の部門No.1、「ホンダ ステップワゴン」も3569台、同55.2%と、新車購入補助金制度による需要の“先食い”が顕著化した結果といえそうだ。
それでも「ダイハツ ムーヴ」や「スズキ MRワゴン」といったニューモデルが好調な軽乗用車部門は9万1505台、前年同月比91.6%、同じくモデルチェンジ直後の「トヨタ ラクティス」や「ヴィッツ」や「スズキ ソリオ」がよく売れたハッチバック部門が8万4928台、同87.1%と、前年割れながら回復の兆しを見せている。最量販期となる2~3月にどこまで盛り返せるか、要注目だ。それでは1月の各ボディタイプ別売れ筋ベスト5を紹介していこう。
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