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【あの頃、あいつが危険だった】フォード×デ・トマソが生んだ「パンテーラ」。“GTS”の荒々しい走りはまさにイタリアの猛獣

【あの頃、あいつが危険だった】フォード×デ・トマソが生んだ「パンテーラ」。“GTS”の荒々しい走りはまさにイタリアの猛獣

デ・トマソ・パンテーラ

ダラーラ設計、V8×MRの豪快スーパーカー誕生秘話

1971年、イタリアとアメリカが手を組んで生み出したスーパーカー、それが「デ・トマソ・パンテーラ」だ。イタリアのエキゾチックメーカー「デ・トマソ」と、アメリカの大手フォード・モーターが手を結び、ル・マンで無敵を誇ったフォード「GT40」の栄光を再び市販車として甦らせようという壮大な構想から生まれた。

設計を担ったのは、あのランボルギーニ「ミウラ」を手がけたジャンパオロ・ダラーラ。彼はパンテーラに、鋼板プレス溶接によるセミモノコック構造を採用し、プレス式サスペンションとともに量産性とスポーツ性能を両立させようと試みた。

パンテーラのスタイルは非常にレーシーだった。極めて低く、幅広く、しかもコンパクト。

車両中心に縦置きされたフォード製5.7LのV8エンジンは一部がキャビンに入り込むほど前進しており、重心高を徹底して低くする工夫も見られた。トランスアクスルにはZF製を用い、上下逆のマウント方式を採用。これも低重心化を狙った大胆な設計だ。

フォードは北米販売を見据え、当時のマスタング用エンジンをイタリアへ送り、カロッツェリア「ビニャーレ」で車両を組み立てる国際的な生産体制を敷いた。販売はリンカーン/マーキュリー・ディーラーを通じて行うという、極めてアメリカ主導のプロジェクトだった。

パンテーラの走りはまさに“野獣”。

その優れたトラクション性能、レベルの高いコーナリング能力は、当時のフェラーリやランボルギーニを寄せ付けなかったという。贅肉をそぎ落としたクリーンなスタイリングとともに、その運動性能はパンテーラ最大の美点だった。

(次ページに続く)

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