新型「ティグアン」正式発売で注目集まる豪華装備とお値打ち度。世代遅れの兄弟「Q3」よりお買い得

TDI 4モーション Rライン

装備や機能は上級移行しながら価格はほぼ据え置き

外装デザインはエンジンフードが従来モデルより高められて重厚感が増し、空力性能はCd値0.33から0.28へ向上し、エレガンスとRラインは片側1万9200個の高精細なマルチピクセルLEDを搭載する「IQ.ライト」HDも標準装備されます。

プラットフォームはMQB エヴォが採用され、アダプティブシャシーコントロールは2バルブ制御式の「DCCプロ」に進化。また、ヴィークルダイナミクスマネージャーが走行状況に応じて4輪独立で可変制御することで、ステアリングレスポンスを高めているといいます。

内装では先に触れた15インチタッチスクリーンに始まり、エレガンスとRラインの前席には空気圧式リラクゼーション機能やシートベンチレーション機能を標準装備。駐車支援システム「パークアシストプラス」はステアリング操作に加えてアクセルとブレーキの自動操作が可能になるなど、各種の装備が上級移行しています。

価格は9月の予約開始時に発表された暫定価格がそのまま正式採用され、先代（2代目ティグアン）の最終型との比較でも価格上昇は8万円前後（TSIで比較）に収まっています。2代目と比べた場合、一気に上級移行した装備や進化した先進運転支援システム、パワートレインの進化などによって、お買い得感が高まったのではないでしょうか。

（終わり）