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ゴルファーズ・ヴィークル度診断【ハリアー編】

ゴルファーズ・ヴィークル度診断【ハリアー編】

17インチタイヤを履くガソリンモデルの「ELEGANCE」と「GRAND」の最小回転半径は5.3メートル。国内専用車らしく、車格のわりに小回りがよく効く。

ハイブリッドを恋しく思ったものの…

高速を下りて一般道へ。ゴルフ場へ向かうルートでは、たいてい最後の最後にゴルフ場への取り付け道があって、右へ左へとワインディングロードを駆け上がる場面が出てくる。距離としては長くても1~2kmのものなのだが、到着直前、あるいは帰路の最初の場面ということもあるのか、この取り付け道での挙動がクルマの印象を決める上で重要なカギをもっている。

ハリアーはその取り付け道を難なく通過する。SUVではあるが、決して腰高感を感じさせる乗り味ではないので、セダン同様の安心感でコーナーを走らせることができるのは立派。登りが一番強い区間に差しかかった時に限って「こんなときにモーターアシストがあればな……」とハイブリッドを恋しく思ったが、ぜいたくを言えばキリがない。

疲労度の少ないハリアーのおかげか、この日のラウンドはなかなかうまくいった。朝のドライブが、ラウンドの少なくとも前半数ホールの出来に与える影響は小さくないと思う。到着時に疲れてしまうクルマは論外として、ホット過ぎる性格のクルマによってあまりに気分が高揚した状態で到着するのもよくない。快適かつほどよくスポーティという頃合いがちょうどいいのだろう。

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