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Cクラス、極まる。熟成度を海外試乗で検証!

相当の驚きを感じた

実はCクラスはフェイスリフト前のモデルにおいても優れた乗り味・走り味を作り上げていたことは、僕自身のレポートからも分かっていただけるはず。

同業者にも評判の高いオプションのダイナミックハンドリングパッケージは、フェイスリフト版ではさらに熟成され、コンフォート性能とハンドリング性能がバランスした理想的な乗り味・走り味が生み出されていた。また通常のメカサスも乗り心地とハンドリングのバランスが実に良いところに落ち着いており、改めてこのクラスのお手本といえる実力の高さを感じた。

では果たして、今回の乗り味・走り味から感じる極みの理由は何なのか?

今回のCクラスのフェイスリフトでは、以前のモデルに対して2000カ所もの変更を行った。ボンネットをアルミ化するなど細かな軽量化も効くのだろう。そうした経緯からすると、シャシーもさぞかし変更が加えられているはず、と想像したのだが、エンジニアから返ってきたのは「サスペンションは若干チューニングしただけ」というひと言。だから余計に驚いた。聞けばダンパー応答性を変更して、反応を滑らかにする方向に仕立てたという。またステアリング・ダンパーにチューニングを施した、と答えたのみ。しかし印象の違いは圧倒的に新型の方が優れた乗り味・走り味なのだから、よほど絶妙なスパイスを効かせたのだろう。

フェイスリフト版と聞くと、どうしてもモデルライフ半ばでのカンフル剤であり、お色直し的なイメージが強いが、今回のCクラスにそういったイメージは当てはまらない。それよりもむしろフェイスリフトによって、再びこのクラスをリードする存在として基準を塗り替えたといえる内容を備えている。

僕はこれまでに自身でW204を所有していただけに、今回のフェイスリフト版に相当の驚きを感じた。しかし今回のCクラスは初めて触れる人にとっても、ライバルとの違いを含めかなり魅力的な商品として目に映るはず。つまり、それだけ“分かりやすさ”が増したといえるのが今回のフェイスリフト版のキモなのだ。

とはいえ、今後改良版やフルモデルチェンジの新型が登場すると、また我々の驚きや感心は繰り返されるわけだが…。

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