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カリフォルニアT、フェラーリV8直噴ターボの完成度

F40以来となるターボチャージャー採用

フェラーリとて避けて通れない環境性能向上の波を踏まえつつ、さらなる日常性の向上とともに、ライバルを圧するパフォーマンスを得る。初めてとなるカリフォルニアのマイナーチェンジの狙いはそんなところにある。「カリフォルニアT」と名付けられたそのクルマの最も大きなトピックは、彼らの市販車としてはF40以来となるターボチャージャーの採用に踏み切ったことだろう。取りも直さず、これは動力性能と環境性能を同時に高めるための今日的手段でもある。

09年から開発をスタートしていたという全く新しいV8エンジンは、先代が搭載していたV8NAに対して排気量が500cc小さい3.8Lとなり、ボア・ストローク比は若干ストローク側の長いスクエア寄りに設定された。バンク角はフェラーリV8の伝統と重なる90度となり、クランクシャフトもフラットプレーンタイプを採用。

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