新型が待ち遠しい現行エクストレイルの内装とは?海外新型モデルと比較解説【購入ガイド】
掲載 更新 carview!
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エクストレイルは、タフさと高級感のある内外装から国内で根強い人気を誇るSUVです。日産の創業90周年を迎える2024年に、エクストレイルの北米モデルである「ローグ」がマイナーチェンジしました。
エクストレイルがマイナーチェンジを実施して、新型モデルとなる日も遠くないと言えるでしょう。現行モデルから何が変わるのかと同時に、現行モデルの強みや特徴を再確認しておきたいと思う方もいるのではないでしょうか。
この記事では、新型エクストレイルにも取り入れられる可能性の高い、ローグの新型モデルの特徴や進化した内装について解説します。現行エクストレイルの強みや特徴も紹介しますので、エクストレイルの購入を検討している方はぜひ参考にしてください。
目次
2023年10月、米国日産はエクストレイルの北米仕様「ローグ」のマイナーチェンジを発表しました。販売開始は2024年1月、現地の販売価格は2万8,320USドル~4万100USドルです。
ここでは、ローグのマイナーチェンジの概要を内装と外装に分けて紹介します。
新型ローグには、Googleの車載向けコネクテッドサービス「Googleビルトイン」が搭載されています。Googleアシスタント、Googleマップなどを備えたことで常時接続ができ、電話などの機能をペアリングなしで使用可能です。
スクリーンには視認性に優れた12.3インチカラータッチスクリーンを採用しています。Googleアカウントの情報を有効に活用でき、ウェブサイトなどに保存した場所や検索した場所をタッチスクリーンから目的地として設定可能です。
新型ローグがバージョンアップしたのは、内装だけではありません。スタイリッシュなV字型ラジエーターグリル、前後バンパーやホイールデザインなど、外装も一新されました。
インナーテールライト、新バージョンの「Vモーショングリル」の採用も新型ローグの特徴です。他にも、艶のあるブラックのフェンダー、サテン仕上げのエクステリアバッジが特別感を演出します。
エクストレイルの外装は、ローグとはまた違った特徴を与えられると考えられますが、現行モデルよりも洗練されたデザインになることが期待できるでしょう。
2023年12月26日に創立90周年を迎えた日産は、いくつかの主力モデルに対して特別仕様車を設定すると公表しています。その中にはエクストレイルも含まれており、2024年6月20日の仕様向上と合わせて発売することが発表されました。
ここでは、どのモデルに特別仕様車が設定されるのか、特別仕様の内容についても確認しましょう。
日産の創立90周年記念モデル「90th Anniversary」の設定が公表されているのは、電気自動車の「日産リーフ」、「日産サクラ」、コンパクトカーの「ノート」、「ノート オーラ」、ミニバンの「セレナ」、SUVの「エクストレイル」「キックス」の7車種です。
また、これら全モデル共通のディーラーオプションとして、フロアカーペット、プラスチックバイザー、フードアクセントデカール、バックアクセントデカールに「90th Anniversary」のエンブレムタグが付きます。
「90th Anniversary」モデルには、内外装のアクセントとして電動車を象徴する「カッパー色」が用いられています。また、専用ホイールやドアミラーなどに黒を基調とした配色をすることで、90周年モデルらしい特別感が演出されました。
エクストレイル「90th Anniversary」では、シートやフロントのデジタルVモーショングリルにカッパー色、ドアミラーにブラックとカッパーのストライプ、専用の18インチブラックアルミホイールを採用することで特別感を演出しています。
エクストレイルは、日産を代表するSUVとして初代モデルから進化を続けています。現行モデルは、2022年7月にフルモデルチェンジをした4代目です。この世代より、エクストレイルにも「e-POWER」が搭載されました。
ここでは、現行エクストレイルの特徴をエンジン性能・4WDシステム・先進装備に分けて紹介します。
エクストレイルは、高出力モーターを搭載した「e-POWER」と、通常走行時から高速走行までエンジン回転数を抑えられる加減圧縮比エンジン「VCターボ」の組み合わせにより、走りの力強さと静粛性を両立しています。
また、e-POWER車初のブレーキ協調制御を採用した「e-Pedal Step」により、さまざまな場面で快適な運転が可能です。アクセルペダルだけで速度を調整しやすいため、ブレーキの踏み換えによる挙動の乱れが少なく、幅広い場面の減速が安定します。
雪道などの悪路から市街地まで、幅広い場面での快適な乗り心地もエクストレイルの魅力です。「e-4ORCE」は、日産の電動化技術と高度な制御技術を統合した電動駆動四輪制御技術で、力強い加速や操舵性、スムーズな発進を実現します。
最適化された駆動力ときめの細かいブレーキ制御機能により、悪路でもタイヤのスタックやスリップを防げる他、最小限の操作で思い通りにコーナリングができます。
また、高出力モーターによる高いアクセル応答性により、高速道路の合流などもスムーズです。
現行のエクストレイルは、先代よりも先進装備が充実しています。「360°セーフティアシスト」では、全方位の安全確保が可能です。「アダプティブLEDヘッドライトシステム」は、対向車などに応じてハイビームをコントロールします。
その他、高速道路の運転支援技術である「プロパイロット」に「ナビリンク機能」が追加されました。地図と連動した設定速度切り替え、カーブでの減速支援機能などによりドライバーの操作頻度が減り、より高い安全性を確保します。
現行のエクストレイルは、タフさと上質感を兼ね備えた見た目も大きな特徴です。
ここでは、内装デザインと外装デザイン、ボディカラーを紹介します。シート素材など快適さにつながるこだわりも解説しますので、現行エクストレイルの特徴を確認しましょう。
エクストレイルのインテリアは、デザイン性、タフさ、快適さを両立しています。センターコンソールは、コンソール部分を浮かせたブリッジ構造です。ラージサイズのカップホルダーが備えられ、ティッシュボックス、ブランケットなどの小物も収納できます。
コンソールリッドはアームレストを兼ねており、収納物の取り出しやすい観音開きです。リアドアはロールサンシェードを採用しているため、直射日光を防ぐことで快適な室内温度を維持します。
エクストレイルは、上質感あふれるエクステリアも大きな特徴です。ヘッドランプは高級感のある2段構造で、上段にポジションランプとターンランプ、下段にメインランプを配置しています。
インナーレンズは日本の伝統工芸である「切子」にヒントを得たもので、キラキラと輝く高級感のある仕上がりです。また、リアのコンビネーションシグネチャーランプは視認性が良く、安全で快適な走りを提供します。
エクストレイルのボディカラーは、2トーン5種類、モノトーン7種類の全12色です。
特徴的なカラーとして、バラのような深みのある赤色が特徴の「カーディナルレッド」、シャンパンを思わせるエレガントで上品な色合いの「シェルブロンドとブラックの2トーン」、パワフルさと頑強さを感じさせる「ステルスグレー」などがあります。
また、オーソドックスなブラックやホワイトの他、カーディナルレッドやカスピアンブルーなども多くのユーザーに親しまれているカラーです。
エクストレイルの内装は、運転をサポートするためにさまざまな工夫が施されています。
ここでは、現行エクストレイルの内装で注目したいポイントを、ナビ画面などのドライバーインターフェース、プレミアムサウンドシステム、ラゲージスペースの3つから確認しましょう。
エクストレイルのナビゲーションシステムは、地デジ内蔵型です。同時に多くの情報を表示できる3分割画面機能、DVDなどを再生できるHDMI端子を備えています。
運転をサポートしてくれるアドバンスドアシストディスプレーは、ナビなどを大きく表示できるエンハンスモードを採用しており、12.3インチカラーディスプレーによる高い視認性も大きな特徴です。
また、ヘッドアップディスプレー搭載(グレード別)のため、プロパイロットやナビの情報をフロントガラスで確認できます。
運転の疲れを軽減してくれるような、心地よいサウンドシステムも特徴です。
エクストレイルの「BOSEプレミアムサウンドシステム」は、フロント3ウェイ構成からなる9個のスピーカーが低音・高音・中音全ての音域をカバーし、どの席でも高音質のサウンドが楽しめます。
e-POWERの静粛性とBOSEのチューニングにより、ライブハウスのような臨場感を味わえるでしょう。
エクストレイルのラゲージスペースは荷室容量575Lあり、大きな荷物の積み込みに十分な広さを確保しています。
リアシートはセカンド可倒式シートです。前に動かすことでチャイルドシート着脱が、後ろに動かすことで荷物の積載がスムーズに行えます。
また、100VAC電源(1,500W)が装備されているため、いざというときの非常用電源としても利用可能です。電気毛布・電気ポット・冷蔵庫などを充電できるため、アウトドアでも活躍するでしょう。
現行エクストレイルには、いくつかのグレードが用意されています。ここでは、現行エクストレイルのグレードラインナップと、それぞれの内装の特徴を確認しましょう。
各グレードの運転に便利な標準装備も解説しますので、グレード選びの参考にしてください。
「S」グレードは、エクストレイルのベースグレードです。フロントとリアにタイプAのUSB電源ソケットがひとつずつ設置されており、スマートフォンの充電、音楽の再生ができます。
ベースグレードではあるものの、可倒式アシストグリップやコートハンガー、ラゲージランプ、ラゲージアンダースペースなどは標準装備のため、快適にドライブできるでしょう。
「X」グレードは、エクストレイルの中間グレードです。プロパイロットやアドバンスドドライブアシストディスプレーなどを標準装備し、Sグレードよりもオプション装備が豊富に用意されています。
後席用エアコン吹き出し口ベントノブにクロムメッキが施されており、高級感も演出されました。
また、フロントとリアに1カ所ずつタイプAのUSB電源ソケットが設置されており、音楽の再生やスマートフォンの充電が可能です。その他、セルクロス製のシートを採用しているため、高い防水性と蒸れを防ぐ透湿性を備えています。
「G」グレードはエクストレイルの上級グレードで、ワイヤレス充電器や日産独自開発の合皮「テーラーフィット」などが特徴です。
メーターなどの計器類を覆うインストロアに木目調の装飾が施されており、高級感と特別感を演出しています。リモコンカラードドアミラーは、サイドターンランプと電動格納機能が標準装備です。
ドアロック連動格納やポジションメモリーとの連動も可能なため、快適に運転できるでしょう。リアドアには日光を防ぐロールサンシェードを備えているため、日光をしっかりと防ぎ車内を快適な温度に保ってくれます。
USB電源ソケットはA型とC型が備え付けられており、100V AC電源(1,500W)を装備しているため、有事の際の充電も可能です。
AUTECHは、スポーティーさと高級感を追求したグレードです。ステアリング・ドアトリム・インストパッド・センターコンソールボックスなどに、AUTECHを象徴するブルーステッチを施しています。
シグネチャーLEDにブルーを採用した他、本革を使用した曲線的で立体的なシートも大きな特徴です。また、プロパイロットパーキングなどの先進安全技術を装備した「AUTECH Advanced Package」も設定されています。
エクストリーマーXは、ベース車の「タフギア性」を高め、さらにアクティブさを追求したモデルです。インテリアに使われる専用デザインの防水シートは、防水透湿性を備えたセルクロスで、アウトドアで活躍します。
他にも、運転席と助手席のパワーシート、リモコンドアミラー、リモコンオートバックドアなど、運転に便利な機能も標準装備です。
エクストレイルは中古車市場でも人気が高く、十分な流通量があります。そのため、好みの車両を見つけやすいでしょう。carview!に掲載しているエクストレイルの中古車価格は304万4,000円~558万円まで幅があり、平均すると427万7,000円です。
グレードによっても中古車価格は変わります。現行モデルの中古車価格は、Sグレードで317万5,000円、Xグレードで338万3,000円~488万円、Gグレードは319万5,000円~546万7,000円です。
(2024年5月時点の情報です)
(参考:『日産 エクストレイルの中古車』)
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