アウディA3&S3に試乗 燃費とエモーショナル!
掲載 更新 carview! 文:河口 まなぶ/写真:アウディ ジャパン
掲載 更新 carview! 文:河口 まなぶ/写真:アウディ ジャパン
1.4リッターの直噴ターボと7速Sトロニックの組み合わせは、実に爽快な動力性能を生む。最高出力は125psと控え目なものの、200Nmを1500回転から生むだけに、ドライバビリティに優れていて非常に扱いやすい。いざアクセルを踏み込んだときには、交通の流れをリードできるだけの加速もある。一方で街中を走るようなシーンでは、7速Sトロニックが知的に制御を行い、60km/hでも7速まで矢継ぎ早にシフトアップして燃費を抑えるようにしてくれる。しかもこうした時でもアクセルのわずかな操作に対するレスポンスは失われないから不満は少ない。
ミュンヘン郊外の一般道を100km/h程度で走る時には、ハンドリングの爽快さも印象深い。やはりゴルフTSIトレンドライン同様で、鼻先の軽さがハンドリングに反映され、A3シリーズ中でもっとも軽快な感覚が味わえるのだ。
『1.8 TFSI』と『2.0 TFSI』に乗ると、確かに以前よりもパワーもトルクもあって乗りやすく、排気量が増えた分の動力性能の高さがスポーティさを増長するのは間違いない。しかしやはりイマドキとしては、『1.4 TFSI』が目玉だなと思えたのが正直なところだ。
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