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アウディTTS、発売迫る 吉田匠の海外試乗レポ!

TTSの「S」が意味するところは?

TTSの3文字を目にして、アウディの前身のひとつNSUが1960年代末につくっていた小型リアエンジンセダンの高性能モデル、NSU1000TTSの姿を思い出したりしたら、それは僕と同年代の団塊エンスー親爺であるはずだ。でも今回のアウディTTSのネーミング、そのNSU1000TTSがヒントになったに違いない。もちろん最後の「S」は「スポーツ」のイニシャルで、それがTTの最高性能バージョンであることを示している。

その内容はというと、2リッター直4直噴ターボを搭載する2.0TFSIモデルをベースにして、それを大幅に高性能化したクルマだといえる。具体的には、エンジン本体をクランクケースから強化し、シリンダーヘッドの材質をグレードアップ、吸気、排気の両バルブも径を拡大したほか、ピストンやコンロッドといった可動部品も強化するなど、かなり徹底的に手を入れた上で、それを過給するシングルターボのタービンを大型化した。タービンのメーカーも200ps仕様のIHIから、BW=ポルグ・ワーナー製に変更している。

結果、1984ccの排気量から生み出されるパワーは200psから272ps/6000rpmに、トルクは280Nmから350Nm/2500-5000rpmに跳ね上がった。トランスミッションは6段MTとツインクラッチ2ペダルMTの6段Sトロニックがあり、FFの2.0TFSIとは異なってクワトロシステム、つまり電子制御多板クラッチによるフルタイム4WDを採用している。増強されたパワーとトルクを4WDで確実に路面に伝達しようというわけだ。

TTSのボディには他のTTと同じくクーペとロードスターの2種類があり、車重はクーペがMTで1395kg、Sトロニックで1415kg、ロードスターは1455kg、1475kgになる。ちなみに0-100km/h加速はクーペのMTで5.4秒、Sトロニックで5.2秒、ロードスターで5.6秒と5.4秒、最高速はいずれもリミッター制御の250km/hである。

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