レグノシリーズ新型「GR-XII」試乗 摩耗しても静かなタイヤを目指した
掲載 更新 carview! 文:竹町 昭男/写真:篠原 晃一
掲載 更新 carview! 文:竹町 昭男/写真:篠原 晃一
そして今回のGR-XIIである。まず低燃費化は、ナノテクノロジーを駆使して開発した2種類のポリマーを採用。転がり抵抗を低減する新ポリマーと、ウエットグリップを引き上げる新ポリマーで、シリカの分散性を向上。シリカ同士が固まって生じるエネルギーロスを抑制した新世代コンパウンドを搭載した。結果として転がり抵抗は14%低減。ラベリング制度の転がり抵抗とウエットグリップは全68サイズ中、AA-bが30サイズとなり、ライバルを超える低燃費化を実現した。
次に摩耗後の静粛性向上。これは縦溝の気柱共鳴音低減を指している。タイヤが関係するクルマのノイズは大きく分けてパターンデザインが原因のパターンノイズ、路面の荒れが原因のロードノイズ、タイヤとホイールの空間から発生する空洞共鳴音、以上の3種がある。パターンノイズは横方向の溝から発生するピッチノイズと、縦方向の溝が発生する気柱共鳴音に分類できる。レグノのピッチノイズはGR-9000以前のモデルから極限まで減少しており、近年の残された課題は縦溝の気柱共鳴音に集中していた。
GR-XIIは旧型と同タイプのダブルブランチ型消音器を継承。2本の主溝の共鳴音を1つの消音器で低減するため、センターブロックの消音器が不要で剛性が向上できる。今回は消音器の断面を鍵穴のように改良。半分より深いところで断面が拡大する「シークレットグルーブ」を新たに採用した。タイヤが減っても消音効果が最適に得られ、気柱共鳴音の抑制がキープできるという。結果として新品時のパターンノイズは5%低減、60%摩耗時のパターンノイズは17%低減した。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
「ランクル250販売前線」悲喜こもごも?? 意外に多い「辞退客」とは? ディーラーごとに対応は千差万別だった
テスラ「モデル3」 最高速262キロ!専用デザインの新グレード「パフォーマンス」追加
ヒョンデ、高性能EV「IONIC 5 N」の国内仕様車の概要を発表 4月25日から期間限定モデル「First Edition」の購入予約受付を開始
「サーキット以外の場所でやることにも意味があったと思う」盛り上がりを見せた岩佐歩夢発案のSFキャラバンが成功裏に終了
新型スイフトスポーツも新型ワゴンRも24年夏に登場予定か!? スズキは計5台の新型を投入で戦力アップなるか
「SLS AMG」の偉大さをメカニズムから検証。速さだけでないメルセデスの安全思想も注ぎ込まれた最高傑作の1台でした
スーパーカーオーナーさん、いらっしゃい──新型ヒョンデ アイオニック5 N試乗記
愛犬家は要チェック!?ルノー「カングー」最長1年間貸与!モニターキャンペーン実施
軽からミニバンまで!車中泊にぴったりの厚さ8cmマット、新デザイン登場 ベアーズロック
BMW 燃料電池車「iX5 ハイドロジェン」 日本での実証実験を2024年も継続
【24’ 4/22最新】レギュラーガソリン平均価格、再び175.0円に値上がり
代役スピネッリ、SBK初陣でギャンブル大成功「これがレース!信じられないような勝利で嬉しい」/第3戦オランダ
【同じに見える人集合】新型ミニはどこが変わった? 新旧の違いを写真でチェック!
200万円台前半でも走りはシビック級。コスパの鬼「WR-V」の秘密はホイールベースにあった
新型GR86は1.6Lターボ? 謎多きスープラの本性は!? S耐開幕戦からGRの次世代モデルを占う
ホンダのお手頃SUV「WR-V」が絶好調。一番人気は中間グレード「Z」、色はプラチナホワイト
走り特化型の新生「カイエンGTS」発売。パワー増でついに500ps、0-100加速4.4秒へ
ノアヴォクじゃないのが欲しい? トヨタの“隠し玉”キャンプワゴン「クロスバン」の楽し過ぎる中身
【軽トラ】スズキ「キャリイ」一部改良でオシャレ度アップ! 新色「デニムブルー」設定、安全性も向上
CX-80の新着フォト集&サイズ判明! アーティザンレッドもいいが、メルティングカッパーが凄い
2.0L幌ロードスター市販化へ前進!? マツダがS耐参戦体制を発表。開発を視野に入れた取り組みも