フィアット「600e」に乗って感じた良い点・悪い点。デザイン・実用性は◎、本命は来春登場のハイブリッド?
掲載 carview! 文:編集部/写真:編集部 9
掲載 carview! 文:編集部/写真:編集部 9
今回、トータル50km弱の走行で電池残量は82%→76%だった。撮影のためにエンジンをかけっぱなし……ではなく電源をONにした状態で放置した時間もあったが、メーターに表示される電池の減り具合は常識の範囲内だった。ちなみに30度を超える気温で当然ながらエアコンもオン。
ステランティスの発表によれば、一充電あたりの走行距離は493km(バッテリー容量は54.06kWh)で遠出も余裕でこなす実力を秘めている。標準装備のナビには充電ポイントが常時表示され“電池切れ”の心配も少ない。
ただし、600e最大の懸念は585万円という価格。一般ユーザーにとって価格だけは正直可愛くない。
充電インフラが脆弱な日本では、自宅で充電できることがBEV購入のマスト条件だが、そこをクリアし、この洒落っ気たっぷりの魅力的なデザインに惚れ込みポンっと気前よく払えるならば、600eは非常に魅力的なコンパクトSUVの1つであることは間違いないだろう。明るく楽しい毎日が待っているハズだ。
しかし、CEV補助金(65万円)や各自治体の補助金を足せばもう少し価格は抑えられるが、実用的なコンパクトSUVは市場に溢れているし、500万円という価格には国内外に多くの魅力的な選択肢が控えている。
日本では近い関係のモデルを“兄弟車”という表現で呼ぶことが多いが、イタリア語でクルマを表す「macchina」は女性名詞。多くのユーザーにとって、500の“ビッグシスター”である600の真の実力が見えてくるのは、やはり来年登場するマイルドハイブリッド仕様が登場してからなのかもしれない。
逆に言えば、マイルドハイブリッド仕様もしっかりと準備しているステランティスはなんて強かなのだろうか。
(終わり)
◎あわせて読みたい:
>>【東京~京都はあり?】ボルボのEV「EX30」で500km走った〇と×。クルマは余裕、課題もある
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
FFスポーツ実験は大成功! ホンダCR-X シビック 2台の「Si」(1) タイプR誕生前夜
毎月およそ[1万台]が売れ続けるあのクルマを大分析!! ええい、[トヨタ ルーミー]は化け物か!?
トヨタの新時代「4ドアスポーツカー」誕生!? 306馬力×フェラーリ似とも言われた「スポーツSUV」発売から1年! 斬新クラウンの反響は?
ホンダCR-X シビック 2台の「Si」(2) 現代人へ理想的なデトックス 熱くなれる92ps!
トヨタの「全長5m超え王道セダン」登場で反響は? 大型縦グリル×王冠マーク採用で注目!? 街中でレア仕様目撃談も! 発売1年の「クラウン」とは
6速MT搭載! トヨタの「“最新”AE86」が凄かった! 「旧車そのまま」デザインד漢”の「2シーター」仕様採用! 「最新ユニット」で復活の「AE86 BEV」実際の印象はいかに
ホンダの新SUV「CR-V」にはエンジンがない!? “燃料電池で発電”モーターで駆動! 欠点さえ許容できれば「全方位的に魅力的」
コンパクトでプレミアム! ヒョンデ・インスターへ試乗 コダワリ感じるインテリア
海外で話題を集めた「クルマの流行」 おしゃれなアイテムから悪趣味なものまで 34選 前編
“低燃費”な新型「クーペSUV」発表!軽量ボディד独自ユニット”装備でめちゃ楽しそう!「映え内装」も超カッコイイ「アルカナ」の魅力とは?
むしろ「モンデオ」の後継車? フォード・カプリ AWDへ試乗 目標はファミリースポーツカー
シエンタとフリードどっちがいいクルマ? 実力とデザインをガチ比較
【アルファード/ヴェルファイアはイヤ!】そんな人の選択肢になるかもしれない高級ミニバン「Vクラス」はどんなクルマなのか?
スペックも価格も「ランクル250」とガチ勝負!? ホンダ最強オフ性能の新型「パスポート」がかなり本気
【ハイブリッドは本当に自社開発】次期「CX-5」に公式の新情報3つ。予想より発売が遅れる可能性も
2635万円のメルセデス・ベンツ「完全電動Gクラス」試乗 最重量級3トンオーバーの走りやいかに?
【匂わせコンセプトも】次期「RAV4」もオフ系ワイルド路線か。姉妹モデルのハリアーはどうなる?
ホンダの高級ブランドが新型SUV「ADX」を発表。クセ強め“アメリカン顔”の衝撃や背景とは?
北米レクサスが販売する3列SUV「TX」は何モノ!? “LBX顔”で実質650万円~…25年モデルに進化
【トヨタ版の噂も】スズキ初のBEV「eビターラ」は多面体ボディと先進内装でBEV市場を席捲するか
【360万円の最安グレード】日産エクストレイルの「S(FWD)」はアリかナシか、装備をチェックしてみた!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!