「ホンダらしい」ホンダ車は健在か? ホンダミーティングで考えたこと
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久
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料理になぞらえてみよう。人に供するもの、おいしく食べてもらおうと考えるものは、客が何を食べたいのかを考えて、期待の一歩先を行く歓びを意識し、そしてそれを実現するために、技術を駆使するのではないか。けれど今のホンダを見ると、まるで、冷蔵庫の中に技術という名の食材を溜め込むことには一生懸命だけど、料理はそこに入っていたもののありあわせ。食べる人の顔が見えていないという風にも感じられてしまう。
改めて思う。ホンダは自らが強みだと信じていることを、一旦見直してみるべきじゃないだろうか。つまり、技術の前にまず、誰にどんな商品を提供して、どんな幸せを感じてもらいたいのかを、技術より先に徹底して考えるべきじゃないか、ということである。
実際、ホンダの中でもそういう商品がないわけではない。軽自動車のNシリーズは、きちんとユーザーの求めるものと向き合って生まれ、そして大ヒットとなった。なぜその例に倣わないのだろうか? 更にルーツをたどれば、スーパーカブだって、まず技術が先にあったわけじゃない。モビリティの理想を掲げて、それに向かって邁進した結果、生まれたプロダクトではなかったか?
ホンダは誰のためにあり、彼らにどんな幸せをもたらしたいと考えているのか。それをじっくりと考え抜き、それを優れた技術によって商品として具現化できるようになった時こそ、自分たちで言うのではなくユーザーの側から「ホンダらしい」という声が聞かれるようになるのではないか。少なくとも私は、そんなホンダ車を見てみたいと、いま強く思う。なんだかんだ言って、この不器用なメーカーに物凄く期待しているのである。
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