アウディのディーゼル×電動ターボ×48Vシステムに注目

光合成する藍藻類などの微生物を原料にアルコールを生産するeフューエルのイメージ図

ディーゼルもダウンサイジング時代へ突入

コペンハーゲンのディーゼルハウスで簡単なプレゼンテーションを受けたあとで、サーキットに移動しアウデイの最新のディーゼル車に乗ることができた。このワークショップでは新開発されたV6TDIと電動コンプレッサーの新システム、さらに合成燃料e-Fuelが発表されたが、e-Fuelに関しては2012年に本誌カービューでもレポートしているので参考にしてほしい。

ところでディーゼルにとってこれからは厳しい時代になることは間違いない。ユーロ6のステップ2レベルの排ガス規制はどのメーカーもクリアするのが容易ではないからだ。たとえばポータブルな車載器で走行中の排ガスをモニターするPEMS（ポータブル・エミッション・メジャメント・システム）が義務化される。こうした次世代の排ガス規制を視野に入れた新エンジンとして、アウディのTDIは進化している。

また、実物は展示されなかったが、1.4L 3気筒TDIも近いうちに登場するらしい。ついにディーゼルにもダウンサイジングの波が押し寄せたのである。