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新型CLS、海外レポート 環境性能も大幅に進化

メルセデス初の電動パワーステアリング

CLSはエア・サスペンションと組み合わされるので、乗り心地は最良の快適性を提供してくれる。見た目はかなりスポーティな雰囲気を持っているが、中身はやはりメルセデスであった。しかもメルセデス初となる電動パワーステアリングが採用されたので、ステアリングで感じる乗り味は新しいものだ。扱ってみると、軽くて軽快だが、ハイスピードでは手応えはしっかりとしている。切り込むと重さがリニアに増すところなど、電動パワーステアリングとしては良くできている。このシステムは電気モーターがラックに取り付けるているタイプで、最大150Nmのトルクを発揮する。このモーターならSクラスやSUVにも使用できるかもしれない。

電動パワーステアリングは単に燃費を削減するだけでなく、今後は自動操縦の可能性を残している。たとえば自動車庫入れなどはトヨタやVWでは実用化しているが、こうした制御には電動パワーステアリングが不可欠だ。今後、どんなアシスト技術とリンクするのか楽しみだ。

CLSは新しくESPを使ったレーンキープ・アシストが備わった。フロントスクリーンにあるカメラで車線を検知し、逸脱するとステアリングホイールが振動して警告するのは従来と同じだが、警告後にドライバーが回避行動をとらないと、ESPのブレーキ力を使って進路を自動修正するシステムを採用している。上級モデルのSやCLクラスの2011モデルから採用された技術なのだが、他のメーカーは電動パワーステアリングで軌道修正するのが一般的なのに対して、メルセデスはより自然に元のレーンに戻れるESPを採用した点がユニークだ。実際にテストしてみたが、元のレーンに戻る制御が介入しても、メーターパネルのインジケーターを見ないと、ほとんど気が付かない。

マッスルでスタイリッシュなCLSでも環境と安全は最善を尽くしている。新型CLSを見ていて「ゴルフバッグをトランクに4つ積むなんて古いよ」とメルセデスが囁いている声が聞こえた気がした。

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