プリウスαの内装がグレード別に分かる。プリウスとの違いも解説【購入ガイド】
掲載 更新 carview!
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トヨタのプリウスは、国内ハイブリッドカーの代名詞と言える車です。そのプリウスの派生モデルとして、プリウスαも販売されています。プリウスαは室内空間に大きなメリットを備えた車ですが、どのような内装であるかご存じでしょうか。
この記事では、プリウスαの内装をグレード別に紹介します。プリウスとの違いも解説しますので、プリウスαの内装から自分に合ったグレードを明確にしたい方やプリウスとプリウスαどちらを購入すべきか迷っている方の疑問も解決するでしょう。
プリウスαは2021年に販売を終了しています。販売当時は通常のプリウスとも異なる特徴で注目を集めました。特に内装に大きな魅力を備えています。
ここでは、プリウスαの概要を知るとともに、内装の特徴をチェックしましょう。
トヨタ プリウスαは、プリウスのワゴンモデルとして2011年5月に販売されました。プリウスに新たな価値を付け加えたモデルという意味で、プリウスαと名付けられています。
プリウスαにおける新たな価値とは、広い室内空間です。そのため、プリウスαは低燃費や環境性能、先進性といった通常のプリウスのメリットを継承しつつ、さらに多彩な使い方を楽しめます。
プリウスαはコンパクトなサイズでありながら、ゆとりある室内空間を実現しています。室内サイズは5人乗りタイプで「室内長1,919mm×室内幅1,520mm×室内高1,220mm」、7人乗りタイプで「室内長2,690mm×室内幅1,520mm×室内高1,220mm」です。
多人数でも快適に過ごせる空間が実現されています。またラゲッジスペースも十分に確保されており、シートアレンジも多彩です。人数や荷物の量に合わせて柔軟に使用できます。
プリウスαは、ほぼすべてのグレードに5人乗りタイプと7人乗りタイプを設定しています。両車とも車体サイズは大きく変わりません。
7人乗りタイプは室内長が大きく、より多人数が乗車可能です。一方で、ラゲッジスペースは5人乗りタイプのほうが広く確保されています。
さらに、シートカラーもブラックとベージュの2タイプから選択可能です。シート素材はグレードによって「ファブリック×合成皮革」または「ファブリック」が設定されています。
プリウスαは、好みや用途に応じて最適な内装の実現が可能です。

プリウスαの内装は、グレードごとに異なります。そのため、プリウスαを購入する際は内装の違いを理解した上でグレードを選択しましょう。
ここでプリウスαのグレード構成とそれぞれの内装の特徴を紹介しますので、参考にしてください。
プリウスαはグレードだけでなく、乗車定員の選択も重要です。以下はプリウスαのグレードと定員の一覧です。Sグレードの“Lセレクション”のみ、7人乗りが設定されていないため注意しましょう。
■トヨタ・プリウスのグレード別定員
S“Lセレクション”:5名
S:5名/7名
S“ツーリングセレクション”:5名/7名
Sツーリングセレクション・GRスポーツ:5名/7名
SチューンブラックII:5名/7名
G:5名/7名
G“ツーリングセレクション”:5名/7名
Sグレードはプリウスαのベースグレードです。インテリアカラーはブラックとベージュの2色から選択できます。
ファブリック素材のシートやウレタンのステアリングホイール、助手席側の合成皮革インストルメントパネル、フロントパーソナルランプとドームランプのイルミネーテッドエントリーシステムなど、シンプルで実用的な内装です。
内装に関しては、ツーリングセレクションも変わりません。Lセクションもほぼ共通ですが、運転席が6ウェイマニュアルではなく4ウェイマニュアルです。
また、他のグレードにあるフロントシートバックポケットとセカンドシートセンターアームレストが付いていません。
プリウスαのGグレードは、ファブリック×合成皮革のコンビシートや本革巻きステアリングホイール、運転席と助手席の合成皮革インストルメントパネル、フロント足元ランプを追加したイルミネーテッドエントリーシステムなどの採用で、より上質な空間に仕上がっています。
インテリアカラーはSグレード同様です。他にも運転席8ウェイパワー仕様となり、電動ランバーサポートが付きます。見た目だけでなく快適性もアップしたグレードです。
S“tune BLACK II”は、ブラック色の内装が特徴的なプリウスαの特別仕様車です。
センターレジスター、センタークラスター、ヒーターコントロールパネル、コンソールスイッチプレートなど、随所にラメ入りのピアノブラック塗装が施されています。
シートはファブリック&ホワイト合成皮革の専用コンビシートです。ブラックを基調としながらシートやステアリングホイール、ドアトリムオーナメントにはアクセントとしてホワイト加飾も施されています。
上品で特別感のある室内空間を求める方におすすめのグレードです。
S“ツーリングセレクション・GR SPORT”は、トヨタのモータースポーツチーム「TOYOTA GAZOO Racing」が手掛けたモデルです。
内装には、スエード調素材と合成皮革を使用したフロントスポーティシートや革シボ調合成皮革を使用したインパネ、サイドレジスターなど、多数の専用装備を搭載しています。
他にも、アルミペダルや小径本革3本巻きステアリングホイールや随所に施されたシルバーのステッチなど、見た目からスポーティな雰囲気を感じられるグレードです。

中古車であれば価格を抑えて購入できます。プリウスαは現在新車販売がされていないため、中古車でしか入手できません。
この項目では、プリウスαとプリウスそれぞれの中古車相場を紹介します。両車の内装の違いも解説しますので、どちらを購入すべきか迷っている方も参考にしてください。
内装はプリウスが先進的なデザインに対し、プリウスαは落ち着いた雰囲気に仕上がっています。
以下、プリウスαとプリウスの室内サイズと荷室サイズです。同じ5人乗りで比較すると、プリウスαのほうが高さがあるため空間に余裕を感じられます。荷室もプリウスαのほうが広く確保されていました。
■プリウスα室内サイズ(mm)
5人乗りの場合:室内長 x 室内幅 x 室内高:1,910 x 1,520 x 1,220
7人乗りの場合:室内長 x 室内幅 x 室内高:2,690 x 1,520 x 1,220
■プリウスα荷室容量(L)
5人乗りの場合:荷室容量:535
7人乗りの場合:荷室容量:505
■プリウスの室内サイズ(mm)
室内長 x 室内幅 x 室内高:2,110 x 1,490 x 1,195
■プリウスの荷室容量
荷室容量:502
プリウスαの中古車相場は39万9,000円~349万円、プリウスの中古車相場は17万8,000円~385万9,000円です。いずれも非常に幅広い価格帯で流通しています。
なお、プリウスαの最終モデルの新車価格は261万2,500円~362万2,300円、現行プリウスの新車価格は275万円~392万円です。年式や走行距離などにもよりますが、いずれも新車よりも大幅に購入価格を抑えられます。(2023年1月時点の情報です)
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