もうニッチな異色モデルとは言わせない!? BMW X4が5年待たずに速攻フルモデルチェンジ
掲載 更新 carview! 写真:菊池 貴之
掲載 更新 carview! 写真:菊池 貴之
9月6日、BMWジャパンは今年3月のジュネーブ・モーターショーでデビューした、BMWのSUVならぬSAC=スポーツ・アクティビティー・クーペ、新型X4の国内発表会を開きました。新型X4は、先代登場から約4年半と、最近のモデルサイクルからすると早めのモデルチェンジで、昨年登場した新型X3と同様に、新世代のプラットフォームに移行したことになります。
今回、国内に導入されたのは、3.0L直列6気筒ターボエンジンを搭載するMパフォーマンスモデル「M40i」と、2.0L直列4気筒ターボエンジンを搭載する「xDrive30i」、そしてそのMスポーツバージョンとなる「xDrive30i M Sport」の3グレード。先代と同じく、すべてガソリンエンジンでの国内展開となります。組み合わされるトランスミッションは、BMW十八番の8速トルコンAT。ちなみに先代のM40iは左ハンドルのみでしたが、新型では全モデルが右ハンドルとなります。
気になる価格は、BMWが「プレミアム・ミドルクラスSAC」と呼ぶだけあって、スタンダードモデルのxDrive30iでも、消費税込みで764万円から。トップレンジのM40 iでは977万円と、乗り出し1000万円オーバー確実な、まさにプレミアムなプライシングとなっています。
新型X4のボディサイズは、M40 iの場合、全長4760×全幅1940×全高1620mm、ホイールベースは2865mmとなり、xDrive30iは全幅が1920mmとなります。旧X4と比べてみると、全長で80mm、全幅で40mm、ホイールベースで55mmサイズアップする一方、全高は5mmマイナスと、ローアンドワイドなスタイルとなっています。また、前後方向にも伸びたことで、クーペらしいサイドの伸びやかなフォルムが強調されています。
エクステリアの特徴といえば、フロントでは縦方向に伸びたキドニーグリルと、その左右から睨みつけるようなヘッドライト、サイドでは後端が前傾ラインを描く前後ホイールアーチと、リアドア前半からテールライトの端まで伸びやかに盛り上がるブリスターフェンダー、リアではテールゲート中央のBMWエンブレムを挟んで、薄く左右に伸びる逆L字のLEDテールライトといったところでしょうか。特に、ディスプレイされていたM40 iは、21インチの大きなホイールを履いている(オプションではなく)ので、相対的にボディが引き締まって見えます。
インテリアでは、BMWではお馴染みのダッシュボードセンター上部に、10.25インチのタッチ式ディスプレイが設置されていますが、各種メニューの操作は、音声や手の動きによるジェスチャーでも可能になっています。
また、安全・運転支援システムとしては、部分自動運転を可能にした「ドライビング・アシスト・プラス」が全グレードに標準装備されています。例えば、高速走行時にステアリングに操舵力を加えて車線の中央付近を走行しやすいようサポートしたり、側面衝突の危険性を感知して衝突を回避するようステアリング操作に介入したりといった内容になります。
その他、細かすぎるかもしれませんが、ハッチバックゲートの開閉機構が、先代の左右にガスダンパーが露出していた方式から、天井側にコンパクトに収まったアーム内蔵のヒンジ式に変更されていたのが気になりました。荷室スペースの左右方向に影響が少ない同方式は、昨年登場した5シリーズツーリングのゲート開閉機構と似通っていて、今後テールゲートを持つ同社モデルの定番になるのかなと思ったりした次第です。
マーケットのスキマに投入される、ニッチな異色モデルという目で見られていたBMWの偶数Xシリーズですが、ここに来て、新規モデルのX2、モデルチェンジの新型X4と、本家(?)の奇数Xシリーズに遠慮することなく、独自の魅力を発散させているように感じました。今後マーケットでどう受け入れられるのか、お手並み拝見といきましょう。
次のページ>>スペック例
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
日産が、「第25回全国車椅子マラソンin横須賀 日産カップ追浜チャンピオンシップ2024」を開催
ダートフリークの MIGRATRAIL シリーズより「VANLIFE MULTI HOOK/バンライフマルチフック」登場!
日産が「“次期型”コンパクトSUV!?」公開! 斬新「カクカク」デザインが超カッコイイ! 新型「ジューク」示唆する「ハイパーパンク」銀座で実車展示
来季はホンダ!レーシングライダーの石塚健が2025年シーズンの活動体制を発表
ベストカー三人衆ついに仲間割れ!? 直也さん、[ランクル250]じゃなく300を選んだのはなぜですか!!
95連泊で日本1周した車中泊女子が極意を語る(2) 車中泊をするならこんなクルマがいい! 黒木美珠×石田貴臣【動画】
700馬力超のV12エンジン搭載!? いすゞの「斬新スーパーカー」がスゴすぎる! 5速MT×ミッドシップの「コモ」どんなモデル?
レース1周目にいきなり無線トラブル……ストロール「コミュニケーションがまったく取れなかった」ピットストップ失敗で15位
ルーメン・カンデラ・ルクス……って聞いたことあるけどなんだっけ? クルマのヘッドライトバルブを選ぶなら知っておくべき4つの単位
「頼むから日本でも売って」 北米で進化したスバル「クロストレック ウィルダネス」は“迫力のルックスと抜群の機能性”が話題のコンパクトSUV
またもやホイール色に衝撃! 新型『MT-07』の斬新カラーをヤマハデザイナーが紐解く
マルケスが復活できたのは“良い意味でMoto2チームっぽい”グレシーニだったから?「ここでは最終的な決断を下す人と直接話せる」
【周囲の視線まで変わる!】欧州名門ブランドの入門ハッチバック、今なら308と1シリーズ推しの理由
【何が起きている?】日産が開発する“新型コンパクトミニバン”が遅れる理由。計画中止の噂も
【名車ステージアを思い出した!?】ヒョンデの“デジタル感強め”な頂点SUV「アイオニック9」登場
活動家乱入で罰金2400万円、トヨタ歴史的大逆転、25年ドライバー発表、セリカ復活の布石…色々あったラリージャパン24【まとめ】
SUVに負けるな!? 今ではレアなステーションワゴン、フォルクスワーゲン新型「パサート」発売 525万円から
【次期ティアナ?】日産が“美形”セダン「N7」発表。中国でBYDとシャオミの上級モデルに殴り込み
現行型が今も販売好調な「フォレスター」だが、日本のユーザーが選ぶべきは…やはり新型である理由
800万円は高いか安いか!? レトロ風で最新の安全装備充実!ミツオカ創業55周年記念車「M55」発表
【3分でわかるモデル解説】なんとなくMINIがほしいけど、どれを買えばいいか迷ってしまう初心者へ
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!