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超軽量ガヤルド・スパイダー、異次元の加速!

超軽量ガヤルド・スパイダー、異次元の加速!

■地を這うアスリート [2/6]

ここで改めてランボルギーニのモデル名を分析すると、「LP」は縦置きエンジンを表し、「570」は最高出力、そして「4」はもちろん4輪駆動を意味しており、そのシステムはセンターデフにビスカス・カップリングを採用、通常のトルク配分は30対70と後輪駆動の特性が与えられている。またウエイト・ディストリビューションは前後43対57で、45パーセントのリミテッドスリップ・デフがリアに搭載されている。

アウディが開発した直噴ヘッドを持つ5204ccの排気量を持ったV10は縦置きで 最大出力は570ps/8000rpmで最大トルクは540Nm/6500rpmで発生する。

全長4.39m、全幅1.90m、全高わずか1.18mのフラットなオープン2シーターは、正にスパイダーと呼ばれるに相応しく地を這っている印象を持つ。この軽量ボディはサンタ・アガタにあるランボルギーニACRC(アドバンスド・コンポジット・リサーチ・センター)で研究開発された成果である。この結果、スタートから時速100kmに達するまで僅か3.9秒、最高速度は324km/hと発表されている。

このダイナミック性能を手なずけるブレーキは前後共にベンチレーテッドディスクで、サイズはフロントが365mmx34mm、リアは356mmx32mm、アルミ製のキャリパーを持ち、前が8ピストン、後が4ピストンである。

さらにオプションでフロントには380mmx38mmのカーボンセラミックコンポジットディスクも6ピストンキャリパーと共に用意されている。またタイアはフロントに235/35ZR19、そしてリアには295/30ZR19サイズのピレリ Pゼロ・コルサが軽合金ホイールに巻かれている。さらにこのホイールのボルトはチタン製である。


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