マセラティのオープンフラッグシップが登場!
掲載 更新 carview! 写真:菊池 貴之
掲載 更新 carview! 写真:菊池 貴之
マセラティの4シーター・コンバーチブル「グランカブリオ」の性能をさらに高めた新型モデル、『グランカブリオ スポーツ』がいよいよ公道デビューした。
グランカブリオ スポーツは、「グラントゥーリズモ S」や「クアトロポルテ スポーツ GT S」とともに、マセラティのオープントップシリーズにおけるパフォーマンス・フラッグシップとなる。
2011年3月のジュネーブショーで初公開されたグランカブリオ スポーツには、4.7リッターV8エンジンを搭載し、ベースモデルのグランカブリオから10ps上乗せした最高出力450psを発生するとともに、燃費を改善したとする。加えて、トランスミッションには標準モデルよりも変速スピードを高めるなど、さらなる改良が施された「MC オートシフト」を採用し、スポーツ性に訴える差別化が施される。
「ロッソ トリオンファーレ」と呼ばれる新色を纏ったエクステリアが放つダイナミックな表情は、新たにデザインされた20インチの「アストロデザイン ホイール」や、ブラックに塗られたオーバル形状のエグゾースト テールパイプにも表現されている。大人4人が着座可能とした2940mmを誇るホイールベースを採用したボディデザインは、ピニンファリーナの手によるものだ。
インテリアでは、匂いと触感にまでこだわるといわれるマセラティ基準の本革シートに2色の新色を設定。写真の新色「ビアンコ プレジャート」は、標準の白色系パールカラーよりもさらなる白さを追求したという。加えて前後シートのステッチも新しい。フロントヘッドレストに刻印されるトライデントロゴは13色の刺繍色から選ぶことも可能だ。
さらに、ステアリングコラムに取り付けられた「マセラティ アクティブ シフティング パドル トロフェオ・デザイン」と呼ばれる新デザインのシフトパドルは、「トロフェオ レーシングカー」のそれと同仕様。標準のグランカブリオに搭載されるものよりも大きく、ギアチェンジを容易としたことで乗員に高い走行フォールをもたらす。
現在のところマセラティのオープントップシリーズには、2ペダルMTは備わらない。6速ATのトランスミッションは基本設計を標準モデルと同じくするが、「クアトロポルテ スポーツ GT S」搭載のそれをベースにさらなる改良を施した「MC オートシフトモード」を採用。変速スピードは速くなり、新たに「ローンチコントロール モード」を盛り込んだほか、「マニュアル・スポーツ モード」や「オート・スポーツ モード」では変速スピードを任意に変化させることが可能。より素早いレスポンスを手に入れたトランスミッションは、オートマでありながら、ダウンシフト時に自動ブリッピングを行うという演出つき。
元来、マセラティ社の量産モデル初の「4人乗り」オープントップモデルとして登場したグラン カブリオは乗り心地にも定評がある。今回のグラン カブリオスポーツでは、「スカイフック システム」のマネージメント ソフトウェアとダンパーのアップグレードに加えて、強化したスプリングやアンチロールバーを採用した。ハンドリング、グリップといったスポーツ性を高めながらも、乗り心地とのバランスに抜かりはないようだ。
新たに採用されたニューマティックエグゾースト テールパイプは、内部のバイパスバルブを開くことで、より豊かなサウンドを奏でる。あたかも脳髄を刺激する官能的なエグゾーストサウンドは、乗員のエモーショナルに訴えるマセラティ社のクルマ造りを相変わらず図々しいほど伝えてくるもの。ごく低速状態から速度とともに増幅される音の刺激は、高速オープントップ状態において、スピード以上の快感を乗員にもたらすこと間違いなし。ちなみに、バイパスバルブは「マニュアル・スポーツ モード」では常に開いているほか、「オート・スポーツ モード」でも2500rpm以上で解放となる。あまりの気持ちよさに「回転の高まり=速度」に要注意。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
【ひと中心の価値観】マツダ「発明奨励賞」受賞 リング式アクセル採用SeDVで移動体験の感動を創造
三菱自動車が最上級グレードをベースにした「デリカD:5」の特別仕様車ブラックエディションを発売
約125万円! トヨタ新「グランツァ」発表! 全長4m以下ボディ&MT設定あり! 精悍ガーニッシュもりもりの「フェスティバルE」印国に登場
語源が同じって知ってた? 方向指示器の「ウインカー」と片目をつぶる「ウインク」の知られざる関係とは
ホンダ、世界初の車いすレーサー用「漕ぎ力計測機器」開発
RJCカーオブザイヤー、スズキ『スイフト』が4代連続受賞、輸入車はMINI『クーパー』に
メルセデス・ベンツ EV用電池のリサイクルに注力、しかし原材料の採掘は止められない
60年前のクルマとは思えない日産「ダットサントラック」を発見! タイムスリップしてきたかのような極上コンディションの理由とは?
「MINATOシティハーフマラソン2024」開催で交通規制! 日比谷通り、第一京浜で渋滞予想。芝公園出入口は通行止に【道路のニュース】
マクラーレン「F1」「P1」の“1”を継承するPHEVスーパーカー「W1」がジャパンプレミア
なぜトヨタはF1に戻ってきた? 自動車産業の未来を見据え、ハースと業務提携。
日産が新型「セレナ」発売! ミニバン初のスゴい4WD×地上高アップでパワフルな走りを実現! 「e-4ORCE車」361万円から
【日本もすぐ】「CX-60」改良モデルが欧州で先行発表。大手術となった乗り心地改善ポイントを解説
2635万円のメルセデス・ベンツ「完全電動Gクラス」試乗 最重量級3トンオーバーの走りやいかに?
オシャレでお値打ち! 来春日本発売の「インスター」はどんな車? 現時点では苦戦必至…勝算は?
ポルシェ「タイカン」に伝統のスポーティ仕様「GTS」と4WDの「4」が追加。航続距離は先代比+120km
「アウトバックはそうなっちゃうの?」日本は売らない新型がワゴンを捨てベタなSUVになる説は本当か
モデリスタが「ランクル250」を魔改造!! サイバー×ミリタリーなオフ仕様が凄い。反響によっては市販化も
スズキが印で公開の新型「ディザイア」ってどんな車?累計270万台以上の大ヒット、124万円~と激安
【変わりゆく市場】トヨタの象徴「クラウン」2台はなぜカー・オブ・ザ・イヤー10ベストに落ちたのか?
走り出すとそれは、紛れもなくハチロクだった…伝説の「TRD N2 AE86レビン」が筑波で再び蘇った日
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!