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新型コンチネンタルGT絶賛。走りもデザインも新たな地平に到達した

W12を積む巨体とは信じられないフットワーク

そんな新型コンチネンタルGTだが、本当の感動はその先に待っている。つまり走りの世界である。

まず唸らされるのが極上のライドコンフォートだ。クルマの動き自体は初代や先代よりも軽やかでシャキッとしているのに、重厚感だったり密度感だったりという要素はこれまでと変わらないか、それ以上。しっとりと路面に吸い付き、常に至極フラットな乗り心地をもたらしてくれる。

実際にその車体は、スチールやアルミニウムなど各種素材のミックスにより車両重量を従来比80kg減の2260kgにまで軽減している。また、サスペンションにはもっともソフトな設定では従来比60%増の空気量を確保できるという3チャンバーのエアスプリングを採用。前後に可変式アンチロールバーも組み合わされるなど、スペックも確かに充実しているのだが、最終的にはそれらを活かすベントレー流のセットアップが巧みなのだろう。

しかも、これだけ快適なのに、いざとなれば侮れないフットワークを披露するのだから圧倒されてしまう。文句無しの直進性を示すのは半ば想像通りとしても、そこからステアリングを切り込んでいった時のレスポンスの良さは、これだけの体躯の、フロントにW12ユニットを積むクルマを操っているとは信じられないほど。旋回姿勢も驚くほどニュートラルで、コーナーの連続する区間がこの上なく楽しい。

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