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ゴルフVI第2弾、河口まなぶ。未来を占う1台!

基本的にゴルフVと同じ!?

同時に今回はプラットフォームをキャリーオーバーし開発コストも抑えた。この辺りを国産メーカーに聞くと現在の新車開発ではモデルにより差はあるが三桁億円かかるという。一方プラットフォームをキャリーオーバーした新車開発はグッと安価な二桁億円程度が通常で、併せて生産効率を向上すれば収益性は大幅に向上するだろうという。

VWのエンジニアは成立ちについてあっさりと答える。例えば「ボディの構造は?」と聞けば「基本的にゴルフVと同じ」と答え、「サスは?」と聞けば「アライメントもジオメトリーもゴルフVと同じだが最適化した」と。つまり開発コストも低く、先の生産効率向上と併せ1台の利益率も収益も高めることに成功している。ならばそうして誕生したクルマの実際に触れてみての印象はどうか?

成立ちと登場背景からネガティブな印象を抱くのは危険だ。実際はそんな話を微塵も感じぬ優れた仕上がりで、その印象はひと言で、「もうゴルフVには戻れない」といえるほど。今回は全面刷新ほど開発費はかかっていないものの、我々に「良いクルマだな」と思わせる部分を徹底改良した。エンジニアも「内外装デザインや質感や素材、静粛性や装備の向上に注力した」と語る。

で、ここからがVWの実力の高さを物語る本題。実際のゴルフVIは先のエンジニアの言葉以上に、大きな含みが与えられていたのだ。

特にデザインはそれ自体に大きな意味がある。かつてアルファロメオも手がけた名デザイナーで現VWデザインの責任者ワルター・デ・シルヴァ氏は今回、その才能を遺憾なく発揮した。まずは新世代のFF世界基準を語るに相応しい新しさと質感の高さを実現。その上で往年のモデルを彷彿とさせるグリルやヘッドライトを与えゴルフのアイコンを再定義しつつ、キャラクターラインや面構成で今後のVWデザインの示唆という大テーマをも展開しているからだ。

そのための演出も抜かりなく、かつて初代ゴルフ登場直前にデビューしパイロットモデルの役割が与えられたシロッコとの関係性まで現代に再現。かつてと同じくシロッコをデザイン変革の序章とし、主役ゴルフでデザインを確立して今後を想わせる手法を採った。

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