一充電で100km以上走る 三菱i MiEVの最新事情!
掲載 更新 carview! 文:川端 由美/写真:吉田 宏隆
掲載 更新 carview! 文:川端 由美/写真:吉田 宏隆
エコも走りも、充分な実力を持っているけれど、もちろんまだ課題も残されている。スペック表を見ると、最高速度は130km/hに過ぎないし、巡航距離160kmでは心もとないと思う人も多いはず。リチウムイオンバッテリーの発明によって、同じ大きさのニッケル水素と比べて驚くほどたくさんのエネルギーを蓄えられるようになったけれど、この先の進化は、ことエネルギー密度の向上(つまり巡航距離を伸ばすこと)に関してはゆっくりした速度になりそうだ。ガソリン車並みの巡航距離を目指すなら、まったく新しい次世代バッテリーの開発を待たなければならないという意見も多い。
充電時間も、3相200V-50kWもの大容量で急速に充電すれば約30分で80%の充電が可能だけれど、家庭用の200Vでは約7時間、100Vでは14時間もかかってしまう。アメリカのようにガレージがある国ならまだしも、日本の住宅事情ではいったいどこで充電したらいいの?と思う人も少なくない。
でも、多くの課題は旧来の自動車の概念にEVを当てはめているからこその課題でもある。今の私たちのクルマの使い方を例えれば、近くのコンビニに行くために砂漠を横断できるクルマに乗っているようなもの。そうした実情を省みれば、巡航距離700km、最高速度200km/hといったポテンシャルをすべてのクルマが備えなければならない理由が見当たらない。むしろ地球温暖化問題が叫ばれる今だからこそ、トップスピードを法定速度程度に抑え、通勤に耐える実用的な巡航距離があればヨシとする。そうした潔い割りきりも必要になってくる。
そして、「i MiEV」は走る楽しさや普段の使い勝手の良さを犠牲にしていないどころか、新しいエモーショナルすら持っている。必要にして充分、いや将来的にはそれ以上の選択肢となるに違いない。
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