シトロエンDS4/C5/DS3レーシングに試乗
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:菊池 貴之
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:菊池 貴之
今回はさらにもう1台、DS3レーシングにも乗った。これはDS3をベースにした硬派なスポーツモデルで、エンジンは高性能版のスポーツシックと基本は同じ1.6リッター直4直噴ターボながら、パワーとトルクは156psと24.4kg-mから202psと27.5kg-mにスープアップされている。トランスミッションが6段MTのみなのも、そのキャラを物語る。
それらの結果、ヨーロッパ仕様の数値で1165kgとされる車重を走らせるパフォーマンスは、0-100km/h加速7.4秒、最高速235km/hに達する。MINIでいえばJCW、アバルト500でいえば695SSやアセットコルセに相当する、本気のパフォーマーなのだ。
それでいてDS3レーシング、試乗車の場合、ブラックとオレンジのコントラストが大胆なカラーリングなど、ルックスにも独特の個性を発揮しているところがシトロエンの面目躍如たるところだが、さてそのドライビング感覚はいかなるものか。バケットシートに身体をあずけ、オレンジ色のダッシュに目をやりつつエンジンを叩き起こして、いざ出撃!
まずクラッチが意外と軽く、シフトタッチも軽く確実なことに気分を好くして走り出すと、200psオーバーのパワーを絞り出すハイチューンにもかかわらず1.6リッターターボが低回転から有効なトルクを捻り出し、それでいてトップエンドまでスムーズかつ軽快に吹け上がることに感心する。どうやらシトロエン、こいつを本気で仕立てたらしい。
215/40R18のミシュランではなくポテンザを履く脚はそれなりに締め上げられ、鋭い突起を超えると突き上げを食らうが、路面が比較的平坦である限りシトロエンらしいスムーズな乗り心地を味わわせてくれる。雨のなかの試乗では、タイトコーナーでパワーをかけるとさすがに前輪が202psを支えきれなくなってフロントがアウトに逃げる傾向はあったが、適度にシャープなハンドリングはドライなワインディングを走ると愉しそうだった。
さてこのDS3レーシング、日本に入った最初の限定台数は即座に完売したが、今回試乗した時点では、2度目の入荷モデルの何台かがまだディーラーに残っているという話だった。興味のある硬派は、シトロエンのディーラーに尋ねてみてはどうだろうか。
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