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インプレッサセダン試乗 通好みの新グレードも

アネシスならではの美点

前置きばかりが長くなってしまったが、今回の本題は日本でついに発売された3代目インプレッサの4ドアセダン、インプレッサ・アネシスである。アネシスはハッチバックに対して、グリルデザインや外装メッキの使い方、シート生地などが、セダンユーザーの志向に合わせた専用デザインとなるものの、基本ハードウェアはハッチバックと共通、パッケージングも「ハッチバックにそのままトランクをつけたもの」といっていい。

セダンとハッチバックで室内長にも室内高にも違いはない。リアドアまで共通であることからも分かるように、レッグルームはもちろんヘッドルームでもハッチバックとの違いは指摘できない。まあ、強いていうならルーフがハッチバックより後方まで伸びるから、直射日光が後頭部を直撃する危険性はセダンのほうが低いが、インプレッサの場合はハッチバックでもロングルーフが特徴のひとつでもあるので、この点でも圧倒的な違いは見出しにくい。いずれしても、1.5~2.0リッター級の国産セダンとしては、後席空間の広さは平均的なものだ。しかし、細かいことだが、セダンでもリアワイパーが全車標準なのは群馬(雪国)生まれらしい美点だ。

ライバルに対するアネシス最大の自慢はトランクスペースである。4580mmという全長は同等排気量セダンではブルーバードシルフィに次ぐもので、ゴルフバッグ4個というアピールポイントを引用するまでもなく、絶対容量はクラスでも上位の部類に入る。ハッチバックゆずりの6:4分割可倒リアシートももちろん健在だ。ただし、トランク奥部分に大きな段差が残るところに「開発途中からセダンが追加された」ゆえの急造っぽさを感じるのは事実。

この段差の下にはリアサスペンションのストラット受けがあり、これを是正するにはリアサス設計をほとんど白紙からやり直す必要がある。ハッチバック(と同プラットフォームのフォレスター)では段差の後ろに床下収納を設けて、リアシートを倒した時も含めてフロアをうまくフラット化しているのだが、セダンで同じ床下収納を設けると、今度は十分なトランクの深さが確保できない。最初からセダン前提でパッケージ設計すれば、こんなことにはならなかったはずで、正直なところ「セダンはオマケ」の感はやっぱり強い。

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