ゴルフGTEに海外試乗。「GTI」のエコバージョン?
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:フォルクスワーゲン グループ ジャパン
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:フォルクスワーゲン グループ ジャパン
だが、見れば見るほどそんじょそこらのプラグインハイブリッドじゃない。違いはまず車名に現れてて、「GTE」の名からも分かるように目指したイメージはゴルフ「GTI」。それは一目瞭然で、フロントはグリルを挟んで左右ライト間にスパッと鮮やかなブルーラインが入っているし、前後左右の「GTE」エンブレムの書体は「GTI」とまるで同じ。バンパー下のマツゲのようなフィンも同様だ。
さらに嬉しくなるのはインテリア。大抵のエコカーは速さを謳わないが、このGTEは思いっきりGTI譲りのセミバケットシートを採用。唯一、赤いタータンチェックが青いタータンチェックになっているだけで、「まんまGTI」。前者はガソリンエンジン、後者はガソリンエンジン+モーターと心臓部は違うが、目指す速さや世界観は繋がっている! と言わんばかりだ。
実際に走りは驚くべきレベルでスペックからして凄い。パワートレインは150psの1.4リッター直噴ガソリンターボと102psのモーターのハイブリッドで、エンジン単体出力で現行ゴルフハイラインの1.4リッターターボを超えるし、後者は単独でも日産リーフと同等。
結果、両者を合わせたシステムパワー&トルクは実に204ps&350Nm。一瞬、204psか…大したことないなぁ、と思うかもしれないが、発進直後に一番力強いモーターの存在を考えると、総合力は220psの2リッター直噴ターボを積むゴルフGTIに匹敵。なんせ0-100km/h加速は7.6秒とGTIには負けるものの、GTIのディーゼル版である「GTD」にはほぼ匹敵するのだ。
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