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TOYOの新型スタッドレス・ガリットGIZをテスト

G5の上を行くハンドルの効き

こうした構造は初期応答の良さや安心感に加えて、冬期路面で重要なハンドルの有効舵角を増やす効果も発揮している。

冬期路面を走ったことの無い方はイメージしにくいかもしれないが、ハンドルを切れば切っただけ曲がると言う常識は、冬期路面では通用しない。走行条件や環境に程度の違いはあるが、ハンドルを切りタイヤが滑りハンドルからの手応えが軽くなってからは、ハンドルを切れば切っただけクルマは曲がらなくなる。言うなれば、ハンドルを切って曲がらない状況が起きたら、ハンドルはむしろ戻した方が良いわけだ。

そういう状況でタイヤに求められるのは、そもそものハンドルの有効舵角が高いタイヤ。別の表現をすれば、ハンドルを切ったら切っただけ曲がる領域が大きいタイヤ。まさにギズはそのように設計されている。

ブロックの倒れ込みを抑えて剛性を確保し、大きなハンドル操作でも接地面積が減らずグリップが確保できるという設計もあるが、もちろんタイヤの内部構造も関係する。結果として、ギズとG5乗り比べた際に、ギズと同じ感覚でG5で走ってみたら、カーブでハンドルを切り足していった途中からクルマが曲がらなくなり雪壁にヒットした。まさにハンドルの効きが違ったのだ。

また多くの方が不安に感じるアイス路面での性能にも注目だ。ギズはG5に採用されていた吸水素材の20倍の天然繊維素材を使うことで吸水力が飛躍的に向上。これによりアイス路面でタイヤが滑る主たる原因のタイヤと氷面との間に発生する水膜を瞬間的に除去する。そのグリップ力は、磨かれたアイス路面でも予想以上で、環境さえ整えばキュキュキュというアイス路面では珍しいタイヤの滑り音(スキール音)を聞くこともできるし、ブラックアイスバーンでハンドルをフルロックまで切るUターンをしても、フロントタイヤが外に逃げることなく曲がれたのだ。

【ガリットGIZ】

■タイヤサイズ
135/80R13 70Q~225/45R18 91Q 全64サイズ
価格はオープン

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