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ポルシェ パナメーラ!海外試乗&徹底レポ

ポルシェとしてはオーソドックスなメカニズム

さてそのパナメーラ、クルマとしての成り立ちは、ポルシェの標準からするとかなりオーソドックスなものだといえる。シンプルに表現してしまえば、基本的モデルはフロントにV8を中心とするエンジンを搭載して後輪を駆動するいわゆるFRのクルマ、ということになる。トランスミッションは、ベーシックモデルに6段MTが搭載されるのを別にすれば、911やボクスター/ケイマン系にすでに用いられているツインクラッチ2ペダル7段MTのPDKが採用されているが、その搭載位置はカイエン以外のフロントエンジンポルシェがことごとく用いていたリアアクスル直前のトランスアクスルではなく、ごく一般的なクルマと同じくフロントのエンジン直後に置かれる。

トランスアクスルを採用しなかった最大の理由は、バリエーションに必要不可欠な4WDモデルを構築する際に駆動系の採り回しが非常に複雑になるからだという。4WDの場合、通常のフロントからリアへのプロペラシャフトの他に、トランスアクスルからフロントデフに向けてもう1本のプロペラシャフトを走らせる必要が生じるからだ。

発表されたパナメーラに搭載されているエンジンはすべて直噴V8で、排気量は4.8リッター。そのNA版を積むパナメーラS、それの4WDバージョンたるパナメーラ4S、それにツインターボと4WDを組み合わせたパナメーラ・ターボの3モデルがある。4WDシステムは最新の911である997後期型に使われたのと基本的に同じ、電子制御多板クラッチを用いるPTM=ポルシェ・トラクション・マネージメントを搭載する。

サスペンションはフロントがダブルウィッシュボーン、リアがマルチリンクで、ターボにのみセルフレベリング機能つきのアダプティブエアサスペンションが標準装着される。他のモデルではコイルスプリング仕様が標準だが、エアサスペンションはターボ以外のモデルにもオプション装着可能だ。一方、911系と同様のアダプティブダンピングシステムを備えるPASMは、エアサス仕様にもコイルサス仕様にも全車標準になる。

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