ポルシェ パナメーラ!海外試乗&徹底レポ
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:ポルシェジャパン
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:ポルシェジャパン
6月の後半、ミュンヘン空港に降り立って第2ターミナルに隣接するアトリウムに足を踏み入れた人間は、たとえそれがミュンヘンに本拠をおくBMWのスタッフでも、あるいは近郊のインゴルシュタットに勤めるアウディの社員であっても、十数台のポルシェ・パナメーラがそこに並んだ姿を目にすることになったはずだ。なんとポルシェは、そこを出発点にしてパナメーラの国際プレス試乗会を開いたのである。
しかもその第1ステージは、ポルシェが用意したショーファーにステアリングを委ね、僕らジャーナリストはリアシートの居住性を味わうというセクションだった。日本から持ってきたリモワのスーツケース他、2人分のバゲッジをテールゲート下のラゲッジルーム収めて、某誌編集長と2人でリアシートに収まった。センターコンソールから後方に流れる背骨のような部分で左右に分割されたリアシートは、スポーツカーのフロントシートを思わせる形状の完全なるセパレートタイプ。しかもそこには、例えばメルセデスSクラスのリアシートのようなVIPのための寛ぎの空間といった広々とした雰囲気はないし、マホガニー張りのピクニックテーブルが前席の裏に仕込まれているといったベントレー的クラス感も演出されていない。けれども、ドイツ人ショーファーの後ろに身長172cmの僕が座ってもレッグルームにもヘッドルームにも不足はないし、着座位置が低めなこともあって適度な囲まれ感があるために、僕にはむしろ落ち着ける空間だった。いずれにせよ、パナメーラのキャビンは独自の仕立てでフル4シーターとして成り立っているといえる。
しかもそのリアシート、乗り心地もなかなかのものだった。ミュンヘン空港から試乗会の基地となる山間の保養地エルマウまで、豪雨のアウトバーンをメインとする160kmほどをリアシートで過ごしたのだが、その間パナメーラはポルシェの名前からイメージするような硬さを感じさせない、フラットで快適な乗り心地を提供し続けたのだった。
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