今冬上陸のスタッドレス、ノキアンのハッカペリッタR2とR2 SUVを試した
掲載 更新 carview! 文:竹町 昭男/写真:阿部商会
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R2 SUVはイヴァロではアウディQ5、山梨県ではマツダCX-5で試乗した。サイドウォールやコンパウンドの剛性がさらに高く、非常にしっかりしている。ドライ路面の走りは安定しており、車高の高いSUVでもふらつきや不安感は全くない。
特に強いのは湿雪や深雪。深く太い溝が適切に雪をつかむ。雪が溝に詰まりにくい点もメリットになる。どちらかというとグリップより剛性や耐摩耗性重視のようにも思えるが、氷雪路ではR2と同じく粘りがあり、コントローラブルな特性だといえる。サイドウォールには防弾チョッキにも使われるアラミド繊維を混合し、サイドカットを抑制した。冬場の凍結で舗装が痛み、路面に穴が出現する春先の状況を考慮した強化型サイドウォールだ。安全性最重視の考え方で一貫している。
残溝深さを数字で示すセーフティインジケーターなどユニークな技術を搭載する点も興味深い。転がり抵抗は低燃費タイヤ同等レベルを達成。BMW i3とテスラ承認サイズの転がり抵抗は欧州ラベリング制度の最上位グレードをクリアする。メルセデス、BMW、ポルシェ、ボルボ、ジャガー、ランドローバーなど数多くの欧州車の冬季推奨タイヤに指定されており、ぜひ履いてみたい新型スタッドレスのひとつになりそうだ。
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