スーパースポーツまでもがダウンサイズターボを採用する理由とは
掲載 更新 carview! 文:清水 和夫
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その常識を破ったのは2005年頃に登場したVWゴルフのTSIエンジンだった。わずか1.4リッターの排気量でも、2.5リッター並みのトルクを出すことに成功した。当初は低回転域でスーパーチャージャー、中回転域からターボを使うという贅沢な2種類の過給システムをもっていたが、2007年頃にはより低コストなシングルターボのTSIが登場した。このTSIエンジンがダウンサイジングの火を灯したのである。
皮肉にも同時期に登場した2.0リッター・ディーゼルが排ガス規制を逃れる不正を行っていたことが発覚し、VWは窮地に追い込まれる。ディーゼルエンジンは三元触媒が原理的に使えず、高価な浄化システムが必要になるが、コストを抑えるために排ガス処理プログラムに不正を働いたのであった。一方、ガソリンエンジンは三元触媒という非常に優れた浄化システムが使えるので、TSIエンジンが不正に手を染めることはなかった。
だが、乗用車用ディーゼルエンジンは100%ターボなので、ターボ技術の進化が促されてコストが下がってきたことは、ガソリンターボの開発にも好都合だった。ターボとエンジン双方の技術革新でタイムラグを克服し、ターボでも燃費を良くすることが可能となったのだ。ターボ嫌いと誤解されているマツダも、アメリカでは大型SUVの「CX-9」に2.5リッター・ターボを搭載しているし、その性能とドライバビリティは立派なものだ。
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