2016年もっとも売れたモデル。国産はプリウス、輸入車はミニ【マーケット概況・12月】
掲載 更新 carview!
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11月の乗用車(軽乗用車含む)ブランド別は、9ブランド中、4ブランドが前年を上回った。トップ3となったトヨタ、ホンダ、日産は2ケタ増の伸びを示し、マーケットをけん引。首位のトヨタは新型コンパクトカーの「タンク」と「ルーミー」がさい先の良いスタートを切ったおかげで小型車が伸び、普通車と軽を加えた3部門でプラス成長を果たした。
2位のホンダも、3部門で前年超えを達成。特に小型車は新型「フリード」の投入で15%伸ばした。3位日産は電動駆動モデルを追加した「ノート」の販売好調により、小型車が79%増と大幅にアップ。普通車と軽もプラスとなり、全体で35%増と9ブランド中、もっとも伸び率が大きかった。
4位ダイハツと5位スズキはいずれも軽が前年を割り込んだのが響いて、全体でもマイナスとなった。ただ縮小率が小さいことと、軽市場そのものは回復傾向にあることから、今後の回復が期待できそうだ。
6位には、スバルがマツダを抜いて入った。スバルは「ジャスティ」の投入で小型車市場にカムバックを果たしたが、さらにそれ以上に販売増に結びついたのが軽乗用車。12月にダイハツからOEM供給を受けるスーパーハイトワゴン「シフォン」の投入などで45%の伸びを示した。
マツダは小型車が台数を伸ばしたが、普通車と軽がマイナスで、全体で12%減と厳しい結果となった。ただ2月には新型「CX-5」の発売が控えており、V字回復を果たしたいところだ。
8位三菱は全体ではマイナスながら、堅調に伸びていた小型車に加え、軽も前年を上回った。12月後半の「eKスペース」の大幅改良が効いている。9位レクサスは、2016年は新車がなかったこともあり全体で16%減と落ち込んだが、今後新型クーペ「LC」などのニューモデルが市場に登場すれば、好転が見込めそうだ。
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