最新スーパーカーのキーワードは“加速性能と自動運転性能”になっていた?
掲載 更新 carview! 文:清水 和夫
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AMG E63 Sは最新のEクラスに「メルセデスAMG GT」用に開発したV8ターボを搭載する。ギアボックスは9速トルコンATを改良し、湿式クラッチで制御する。「S+」モードで走るとV8エンジンが吠えまくり、まるで猛獣が檻から飛び出したような感じだ。ポルトガルのサーキットで思う存分向き合ったが、四駆なので無駄なくパワー(トルク)が路面に伝わる。この音と加速感は人間の脳を刺激し、アドレナリンが湧き出てしまう。もう、やめられない!
テスラ モデル Sの加速も3秒前後と強烈だ。モーターは電気を流した瞬間に最大トルクを発生するので、エンジン車よりもダッシュは鋭い。アクセルレスポンスではエンジン車はEVに敵わない。音も無く鋭く加速する、いままで経験したことがない異次元の世界だ。新しモノ好きにはたまらないだろう。ガソリン車にはない、EVならではの新しいドライビング感覚もある。設定次第ではアクセルを戻しただけで0.25Gくらいの制動力が得られるから、市街地を普通に走る限り、ブレーキペダルを踏む必要がないのだ。アクセルを戻しただけで交差点の停止線に止まれるのは新鮮だ。
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