【甘かった計画、重すぎた現実】消えたオペル。日本再上陸計画が“ほぼ白紙”に戻った背景に何があったのか?
掲載 carview! 文:ピーコックブルー 64
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今から5年ほど前の2020年2月、グループPSA ジャパン(元:ステランティス ジャパン)は、オペルが2021年に日本市場へ再参入を果たすことが明らかにされました。
ドイツ発祥のオペルは、コストパフォーマンスに優れた大衆車を中心に、古くから欧州市場のユーザーに親しまれてきたブランドです。
日本では、1993年にヤナセが輸入権を獲得して以降急速にシェアを拡大し、1995年から1997年にかけては、3年連続で年間登録台数3万台超えを記録しました。
また、2000年に放送されたドラマ『Beautiful Life ~ふたりでいた日々~』では、主演の常盤貴子が劇中で愛用していたコンパクトハッチの『ヴィータ』が大きな注目を集めました。
一方、親会社であるゼネラル・モーターズ(GM)の経営状況が著しく悪化したことなどの理由によって、2006年をもって日本市場を撤退することとなりました。
その後は自力での経営再建を目指したオペルですが、2017年にはグループPSAの傘下となり、2021年にはグループPSAとフィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)が合併してステランティスとなったことにともない、2025年5月現在ではステランティスの一員となっています。
再参入に際しては、まず「コルサ」「コンボ ライフ」「グランドランドX」の3モデルが導入された後、電動車をふくむそれ以外のモデルも随時導入されると発表されました。
>>【オペルってどんなクルマ?】最新モデルの内外装デザインをギャラリーで見る
その後、新型コロナウイルスの影響から再参入の時期は2022年度上半期へと延期されたものの、2021年8月には日本語の公式Webサイトも立ち上げられるなど、その準備は着々と進んでいるように思われました。
しかし、それ以降はオペルの日本市場再参入について、公式なアナウンスはありません。
(次のページに続く)
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