ゴルフGTIクラブスポーツに試乗。雨中のサーキットで実力を確認
掲載 更新 carview! 文:佐野 弘宗/写真:篠原 晃一
掲載 更新 carview! 文:佐野 弘宗/写真:篠原 晃一
3種あるモードのうち、もっとも柔らかい“コンフォート”にすると、まるで高級サルーンばりに快適な乗り心地を示すDCCは、サーキットでも効果的である。「サーキットアタックに可変ダンパーなんて……」と思う昔気質のマニアもいるだろうが、それはちょっと時代遅れの認識だ。先代のニュル記録ホルダーだったシビック・タイプRも可変ダンパーが標準である。その開発を担当したホンダエンジニアは「ニュルのような荒れた路面で、安定した空力を確保するためにも可変ダンパーは必需品」と語っていた。
ノーマルのゴルフGTIにもDCCはオプション設定されるが、クラブスポーツのそれは15mmローダウンしたスポーツサス専用のセッティングになっている。ノーマルGTIのコンフォートモードだと、低速ですこぶる快適なかわりに、山坂道ではときおりステアリングレスポンスが不足するケースがあった。しかし、クラブスポーツではそうしたことはまったくなく、市街地から山坂道まで、まさにオールラウンドに使えるモードになった。
今回のようなサーキットでは、DCCは当然のごとく硬い“スポーツ”モードにするのがもっとも走りやすいが、そのスポーツモードでも市街地で絶望的な乗り心地になったり、ワンダリングに手を焼いたりはしない程度にしなやか……という美点は、このクラブスポーツを含めたゴルフGTIに共通するものである。
事実、ウエットのサーキットでも、DCCをスポーツモードに設定したクラブスポーツは、それなりに自然なロール感を残して、けっしてガチガチのレーシングカートにはならない。さらに専用のスポーツシートも、なんとも絶妙なホールド性と拘束しすぎない快適な座り心地を両立している逸品だ。
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