先進装備満載の次期「ティグアン」は買い? 人気のハリアーやエクストレイルとコスパや装備を比較した!
掲載 carview! 24
掲載 carview! 24
9月に本国で新型が発表されたフォルクスワーゲンのコンパクトSUV「ティグアン」。
新型では、上級モデル「トゥアレグ」に共通する堂々たるデザインを採用し、シートベンチレーションや大型のインフォテイメントディスプレイなどの豪華装備が充実している模様。
そんな新型ティグアンは、はたして“買い”なのか。2024年中と予測される国内導入を前に、国産ライバルとの比較も踏まえて新型の魅力を探っていきたい。
<写真:トゥアレグ(日本未導入)>
>>VWゴルフに最強の「R/Rヴァリアント」が追加。歴代最高320馬力、約640万円から
まず、新型ティグアンの概要をおさらいしておこう。ボディサイズは、全長のみ先代から30mmほど拡大しており、他は実質的に変化なしと発表されている。
現行ティグアンのボディサイズは全長4,515mm×全幅1,840mm×全高1,675mmだから、新型は全長4,545mm前後に拡大することになる。
<写真:新型ティグアン>
<写真:新型ティグアン>
<写真:新型ティグアン>
パワートレーンについては、ディーゼルターボ(TDI)、ガソリンターボ(TSI)、同マイルドハイブリッド(eTSI)、プラグインハイブリッド(eHybrid)が用意されることが明らかにされている。
新型ティグアンは現行「ゴルフ8」と同じプラットフォーム「MQB evo」を採用することから、エンジンもゴルフ同様、ディーゼルが2.0L、ガソリンが1.5Lの直4が主力と考えられるだろう。
価格は公式には未発表ながら、現行型から約1割アップと予想されており、現行ティグアンの国内でのスタート価格が463万6,000円であることを踏まえると、新型の国内価格はおよそ510万円から設定されることになりそうだ。
<写真:新型ティグアン>
>>ティグアンってどんなクルマ? 価格とスペック情報はこちら
>>ティグアンのユーザーレビューはこちら
>>ティグアンの専門家レビューはこちら
>>ティグアンの中古車情報はこちら
>>ティグアンの何が気になる? みんなの質問はこちら
では、ティグアンの属する全長4.5m~4.7mクラスのSUVで有力な国産ライバルはというと、まず思い浮かぶのが販売ランキング上位常連の「トヨタ ハリアー」だろう。
ハリアーは全長こそ4,740mmとティグアンよりやや長いが、全幅と全高はそれほど差がない。
<写真:トヨタ ハリアー>
また、前輪駆動(FF)ベースでAWDも用意されるという点も共通だ。両者で大きく異なるのはパワートレーンで、ターボとマイルドハイブリッドが主力のティグアンに対し、ハリアーは自然吸気ガソリン(NA)とフルハイブリッド(HV)が主力となっている。
価格についてはハリアーが圧倒的に安価でNAなら312万8,000円から、HVでも411万9,000円から設定されている。
となると、ハリアーの圧勝にも思えるが、ティグアンのターボならではの中間加速の良さや引き締まった足回りは高速道路走行の多いユーザーには大きな美点となるだろう。
また、新型ティグアンは先述の豪華装備のほか、夜間の走行をより安全に運転できるように数万個のLEDを組み合わせた「IQ.LIGHT HD」など先進システムも多く採用しており、街乗りメインで堅実にいくならハリアー、高速走行が多く先進装備に惹かれるならティグアンという選び方ができそうだ。
<写真:新型ティグアン>
>>ハリアーってどんなクルマ? 価格とスペック情報はこちら
>>ハリアーハイブリッドってどんなクルマ? 価格とスペック情報はこちら
>>ハリアーのユーザーレビューはこちら
>>ハリアーハイブリッドのユーザーレビューはこちら
>>ハリアー・ハリアーハイブリッドの中古車情報はこちら
また、国産車ならではの個性を持ったモデルでは日産「エクストレイル」も候補に挙げられる。
エクストレイルは、エンジンを発電専用に使うHVシステム「e-POWER」を全車に採用。排気量はティグアンのガソリンモデルと同じ1.5Lながら、EVライクな走り出しのトルク感は他に並ぶものがない。
<写真:日産 エクストレイル>
さらに、これだけの先進パワートレーンを積んでいながら、FF車で351万100円から、電動AWD「e-4ORCE」でも375万9,800円からという価格も魅力となる。
公称燃費は現行ティグアン14.3km/L、エクストレイル19.7km/L(WLTCモード)とエクストレイルが大幅に上回るが、高速道路利用が多い場合は欧州車の常で実用燃費が向上するため、ティグアンもそこまで差をつけられないかもしれない。
現時点では、ベールに包まれた部分も残っているものの、ドイツ車のクオリティや走行性能に加えて、充実した先進安全装備や最先端のデジタル装備など、すでにわかっていることだけでも魅力の多い新型ティグアン。国内導入を楽しみに待ちたい。
>>エクストレイルってどんなクルマ? 価格とスペック情報はこちら
>>エクストレイルのユーザーレビューはこちら
>>エクストレイルの専門家レビューはこちら
>>エクストレイルの中古車情報はこちら
>>エクストレイルの何が気になる? みんなの質問はこちら
<終わり>
<写真:フォルクスワーゲン>
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
【F1第5戦無線レビュー】苦戦予想を覆し、2位表彰台を獲得したノリス「結局は最高のレースをしたってことだ」
ランドローバー、プレミアムコンパクトSUV「ディスカバリー スポーツ」2025年モデルの受注を開始
ホンダ新型「ヴェゼル」発売! オシャレ仕様「PLaY」何が変わった? ガソリン車が異例の4WDのみとなった理由は?
【セミナー見逃し配信】※プレミアム会員限定「モビリティサービスのリ・デザイン最前線~ライドシェアは幸せの量産をもたらす魔法の杖なのか~」
スーパーGTが予選方式を微調整。Q1基準タイムの撤廃で、ピットスタートのリスクが軽減
24歳の元Jr.ERC王者マルティン・セスク、今夏のポーランドとラトビアでフォードからラリー1挑戦へ
「360チャレンジ ストラダーレ」が4700万円オーバーで落札! レーシングモデル由来のハードコア・フェラーリはいまだ人気衰えず
今週、話題になったクルマのニュース3選(2024.4.27)
メルセデス・ベンツGクラスのEVバージョンがついに登場、4モーターであらゆる道を踏破
ランドローバー、「レンジローバー イヴォーグ」2025年モデルの受注を開始
ラグジュアリー、快適性、安全性 新型メルセデスGLEはハイブリッドアシストで軽快に走る
軽トラ三兄弟 「キャリイ」/「スーパーキャリイ」/「キャリイ特装車」 安全面と快適性改良
史上最強のディフェンダー“オクタ”まもなく登場。V8搭載で2000万円級も初回220台は即完売か
ホンダが斬新デザインの電動SUV「e:NP2」を中国で発売。足元揺らぐBEV市場に不安も…
WR-Vには負けられん! 「ヴェゼル」が新顔「ハント」を加えて色々テコ入れ、格の違い目指す
【1年以内に発売予定!】トヨタ新BEV「bZ3C」&「bZ3X」を中国で世界初公開
マツダが後輪駆動スポーティセダン「EZ-6」を中国で発表! 新型「CX-5」を匂わすSUVコンセプトも
伝説の「パジェロ」に続き「パジェロミニ」も開発中か。三菱が“令和のRV軍団”復活へ
【こりゃ驚いた!】欧州三菱コンパクトSUV「ASX」がマイナーチェンジで顔一新!
【同じに見える人集合】新型ミニはどこが変わった? 新旧の違いを写真でチェック!
200万円台前半でも走りはシビック級。コスパの鬼「WR-V」の秘密はホイールベースにあった