【え、マジで!?】意外すぎる“隠れ兄弟車”たち。あのミニバンと爆速スポーツハッチが同じプラットフォームだったとは…!
掲載 carview! 文:工藤 貴宏 22
掲載 carview! 文:工藤 貴宏 22
国やブランドをまたいでといえば、ファミリーミニバンの定番商品である日産「セレナ」は、何を隠そうドイツの過酷なサーキットであるニュルブルクリンクの北コースで世界最速記録を競ったあのクルマとプラットフォームが共通だったりします。
そう、「FF量産車クラス」で「シビックタイプR」と競って一時期レコードホルダーだったルノー「メガーヌR.S.」(3代目メガーヌをベースとしたモデル)です。
ちなみに4代目メガーヌをベースとしたメガーヌR.S.は、現行型「エクストレイル」と同じプラットフォームですね。
こちらもアライアンスの関係なわけですが、背の高い設計で快適性を重視したミニバンと、激速のスポーツハッチバックが同じプラットフォームとは…。
結局、プラットフォーム自体ですべての性能が決まるわけではなく、どう活かすかは活用方法次第ということですね。
最後にもうひとつ、意外な共通プラットフォームの例を。
BMW傘下にあるイギリスの伝統的コンパクトカー「ミニ」のハッチバックモデルは現在、ガソリンエンジン仕様とEVモデルがありますが、エンジン車とEVではプラットフォームが異なります。そして何を隠そうEVモデルのプラットフォームは、なんと中国車と共通。しかも中国メーカーが主体で開発したものと聞けば、かなり意外に感じませんか?
中国側のクルマは海外では「GWM(Great Wall Motor)」として展開している中国企業「長城汽車(ちょうじょうきしゃ)」の「ORA(オラ)グッドキャット」。ミニもグッドキャットもヘッドライトが丸いコンパクトカーという意味では同じですが、プラットフォームというのは奥が深いですね。
「ミニハッチバック」のEVモデルは、GWMとBMWが合弁で作った中国の工場で生産されているんですよ。
それにしても、ミニのプラットフォームが中国車と共用される時代が来るとは。
(終わり)
(写真:トヨタ、日産、ホンダ、三菱、レクサス、フォルクスワーゲン、ルノー、ミニ、ジープ、GWM)
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