車の年式の調べ方を知ろう。車両状態や費用面との関係性も紹介【購入ガイド】

中古車購入時の年式の調べ方のポイント

愛車を乗り続ける場合も売却する場合も、年式は大切なチェック要素です。同じく、中古車を購入する際も、年式を主軸にチェックしておきたい項目がいくつかあります。中古車の購入や買い替えを検討している方は、以下で紹介するポイントを参考にしてみてください。

希望の状態に合わせて年式を選ぼう

車両価格はそれほど安くなくてもかまわない、走行距離が少なく状態が良好な中古車を求めているという方は、3年落ちの中古車が狙い目です。最初の車検を終えたばかりで売りに出ている車であるため、部品の劣化があまりないと予想されます。

価格を多少抑えつつ、簡単な整備項目のチェック程度で購入できることも多いのは5年落ちの中古車です。ローン完済後に売却というケースも多く、ローンの期間内は大切に乗られている可能性が高いでしょう。

また、乗り換えのために売却することが多い7年目は、供給が多いことから価格が下がりやすい傾向にあります。走行距離数に注意は必要ですが、価格をより抑えたい場合は7年落ちを検討してみましょう。

年式と走行距離のバランスを意識しよう

一般的に、車の走行距離は1年あたり1万km程度といわれています。年式が10年落ちならば、走行距離数は10万km程度が妥当です。

「年式が古くても走行距離が少ないほうが、部品の劣化が少なく状態が良い」というイメージがあるかもしれませんが、一概にそうとはいえません。なぜなら、年式の割に走行距離が極端に少ない車は、メンテナンスを日常的に行っていない放置車である確率も高いからです。

年式と走行距離との釣り合いが取れている中古車のほうが、整備しながら乗られていたケースが多いといえるでしょう。

和暦と西暦との区別を確認しよう

車の年式は、書類ごとに西暦で書かれているものと和暦（元号）で書かれているものがあります。同じ車で書類ごとに記載方法が違う場合、一目で年数を把握するのが難しいと感じるかもしれません。

また、和暦は「平成」「令和」ではなく「H」「R」と記載されることもあるため、読み間違いをしないように注意しましょう。

不明点は確認しておこう

中古車の中には、年式を調べるための書類が不足しているものもあります。自分で年式を確認できる書類が手元にない場合は、販売業者に直接問い合わせしましょう。

また、年式に比べて走行距離が少なすぎる場合は、メーター交換が行われていないかも確認しておくことをおすすめします。