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歴代カローラ揃い踏み 初代~11代目を写真で

■初代

トヨタは戦後、乗用車の開発を本格的に始めた当初、王冠を意味するクラウン、光の冠を意味するコロナを販売していた。1966年には、花の冠を意味するカローラを発売。当時は道路などの社会的なインフラも整っていない段階だったが、日本でも確実にモータリゼーションが伸展するとの想定のもとに、幅広いユーザー層を意識したクルマとして開発された。

一足先に日産のサニーが大々的な車名公募を経てデビューしていたが、1000ccのサニーに対して「+100ccの余裕」を謳い、1100ccエンジンを搭載して登場したのがカローラだった。これ以降、サニーとカローラは激しい販売合戦を繰り広げることになる。K型エンジンの1100ccの排気量は、トヨタのラインナップの中で800ccのパブリカと1500ccのコロナの中間を埋めるものでもあった。

初代カローラは80点主義と言われたトヨタ的モノ作りから一歩進んで、「80点主義+アルファ」の思想により、当時としてはスポーティな4速マニュアルフロアシフトや丸形のスピードメーターなどが採用された。

価格は43.2万円で、当時の大卒初任給2.6万円の17倍弱の設定だった。

発売当時の広告コピーは「プラス100ccの余裕」

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