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歴代カローラ揃い踏み 初代~11代目を写真で

■3代目

2代目モデルの末期1973年には石油ショックが始まり、自動車販売台数の増加によって大気汚染が広がったため、厳しい排気ガス規制も敷かれるようになった。そうした時代の中で1974年に3代目の30系カローラがデビュー。1974年はカローラにとってエポックメーキングな年で、車名(銘柄)別生産台数ランキングでVWビートルを抜いて世界一になったのがこの年だった。

石油ショックによる影響などから、モデルチェンジを罪悪視する風潮さえあった時代だが、1975年10月には1600cc車を当時の排出ガス規制適合車として発売し、自動車メーカーとしての社会的な責任をいち早く明確化した。

1976年には先にセリカで採用していたLB(リフトバック)という名前のボディタイプを設定。30系カローラではレビンのような2ドア車はクーペではなくハードトップと呼ばれていたが、LBはクーペでもステーションワゴンでない新しいボディ形状として注目された。

1974年当時のカローラ30 1.4ハイデラックスの価格は石油ショックの影響もあって75.1万円に上昇した。2T-GR型エンジンを搭載したハードトップのレビンでは101万円と、100万円を超える価格となった。またTTC-Cによって排気ガス規制に対応したカローラ4ドアセダン1.6GSLでは93.8万円になり、さらに価格が上昇することになった。

発売当時の広告コピーは「ぴったりサイズで大きなゆとり」

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