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2020年の実用化を目指す住友ゴムのタイヤセンシング技術はどこがすごいのか

2020年の実用化を目指す住友ゴムのタイヤセンシング技術はどこがすごいのか

パンク修理キットのIMS(Instant Mobility System)。操作は簡単で5分もあれば装着可能。空気と修理材をエアバルブからタイヤに送り込んだ後、10分程度走行するとパンク穴に修理材が浸透する

特許技術を持つパンク修理キットも紹介

DWSはランフラットタイヤとの組み合わせでスペアタイヤレス化に不可欠なデバイスだが、住友ゴムはこの分野でもう一つ有益な商品を展開している。パンク修理キットだ。IMS(Instant Mobility System)と呼ばれ、ダンロップテック(住友ゴムのドイツ子会社)が開発。1996年にメルセデス・ベンツSLKが世界初搭載した。国内では軽自動車を中心に普及が進み、現在では7~8割の車両が採用中。住友ゴムは50%程度のトップシェア(同社調べ)を保持しているそうだ。

住友ゴムのIMSはパンク修理材に天然ゴムを活用した点が特徴で、コンプレッサーを収めた小型ボックスに修理材入りのタンクを逆さにしてカチッと組み込める部分が使いやすい。この機構と修理材は特許技術だという。空気と修理材をエアバルブからタイヤに送り込んだ後、10分程度走行するとパンク穴に修理材が浸透。熱と圧力で固まってエア漏れしなくなる。4mm以下の釘穴で釘が刺さったままなら修理可能、そのまま走行して修理工場に向かえる。その後、基本的にはタイヤ履き替えを推奨するが、釘穴が小さければ修理材を除去した上で修復できる場合もある。

IMSは非ランフラットタイヤ車でもスペアタイヤレス化ができるのが重要ポイント。スペアタイヤは通常10kg以上と重く、スペースを取り、使わずに廃棄されるものが非常に多い。約1.5kgと軽量でコンパクトなIMSは資源節約、スペースの有効活用、軽量化による省燃費も期待できる。将来的には降車せずに、あるいは走行中でもIMSが使えたら、と期待したくなるが、現時点でもメリット多大な製品であることは間違いない。

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