マテリアル至上主義! ティグアン・Rライン試乗
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:小林 俊樹
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:小林 俊樹
というわけで本題のティグアンRラインだが、これは09年春に登場した新グレード『スポーツ&スタイル』に、専用の内外装を付け加えた最高級バージョンだ。「R」の称号からイメージされるのは、言わばゴルフでいうR32、パサートでいうR36、BMWのMスポーツみたいな存在だが、実はちょいと違う。ことさら動力性能を突き詰めた物というより、先述のVWらしい質感を隅々まで高めた物、という方が正解だ。
乗り込む際、まず驚くのは変わらぬドアの重さと剛性の高さで、この辺は国産車ではありえないレベル。ボディ全体のしっかり感もさることながら、これだけで安心感が違う。「バシッ」と閉めた時の静寂感も当然高く、今どきこれほど機密性を感じさせるクルマも少ないだろう。
さらにインテリアである。元からそうだが、ティグアンのインパネ&ドア回りは実に4種類もの樹脂パネルが組み合わされている。一番下側はハード素材で、その上の3種類はすべてソフトパッド。メーター回りや助手席エアバッグを覆う部分が一番柔らかく、ダッシュボードの上の方が次に柔らかく、ドア回りが一番硬め。単純にコストを考えた配分かもしれないが、非常に論理的できめ細かい。
そしてRラインの特徴はこれまたVWらしく上質な専用デザインの3スポークスポーツステアリングが奢られてることで、この握り心地がまたいい。ある種、このしっとりしていてきめ細かく、遊びのないタッチが今のVWクオリティを象徴していると言ってもいいだろう。これがウレタン製になっただけでかなりの興ざめぶりだ。
そのほかRラインのポイントはペダルにアルミ調クラスターが貼り付けられているが、これは好き嫌いが別れそうだ。
一方、モニター回りとドアハンドルにはグレー色のパネルが使われ、色的にも細かくマッチングが計られている。とにかく元々スキのないティグアンのインテリアを、さらにスキのないものにしたという印象だ。
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