500アバルトに海外試乗! サソリの猛毒にやられた
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:FCAジャパン
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:FCAジャパン
もちろん、エンジンの気持ちよさが活きるのも、フットワークの素晴らしさあってこそだ。サスペンションは、形式こそ不変ながらアバルト専用の味つけに。さらにフロントにはTTC(トルク・トランスファー・コントロール)と呼ばれる、旋回中の空転した内輪にブレーキをかける疑似LSDが備わる。そしてブレーキは、フロントがベンチレーテッド、リアがソリッドの4輪ディスクとなる。
アシの良さを実感させる最初のポイントはブレーキングだ。よく効くだけでなくコントロール性に優れ、つんのめる感覚とは無縁に思いのままに速度を殺して、望んだ通りのフロント荷重をつくり出すことができる。それに合わせてステアリングを切り込んでいくと、車体は操舵に対して素直に向きを変えていく。その時、ブレーキを残し気味にすれば、舵角はもっと少なくて済む。電動パワーステアリングの操舵感の薄さは不満だが、操作と挙動の一体感自体は目を見張る気持ちよさだ。
そうして、うまく向きが変わったらアクセルオン。TTCの効果は、まさにここで発揮されているはずで、相当無茶をしない限りはアンダーステアとは無縁に立ち上がることができる。しかし仮に踏み込み過ぎたとしても、舵角をさらに増して、あるいはアクセルを抜いて舵角を戻して、狙ったラインに乗せるのは容易い。懐深く、しかもコントロールの幅も広いから、失敗を恐れずどんどん攻めていけるのである。
その走りの全体の印象は、とにかく一体感に満ち、そしてコントロール性に優れているというところに尽きる。その代償として乗り心地は硬めだが、ひとたびこの走りを味わったなら、不満の声を挙げる気など無くなってしまうに違いない。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
角田裕毅、序盤3番手走行も赤旗が不利に働き7位「走りには満足。結果に複雑な思いだが、入賞できたことは嬉しい」
【MotoGP】ヤマハに復活の兆し? クアルタラロ、電子制御の改善を実感「パフォーマンスはずっと良くなった。良いステップだ」
2026年レギュレーション調整で“コンセプト違い”のマシンが生まれる? F1チームは歓迎
メリットなかった!? トヨタもホンダも「アイドリングストップ機能」廃止へ! 「使いにくい」の声も! どんな反響があった?
欧州ではすでに新型が登場! アドベンチャー大型スクーターの大ヒットモデル ホンダ「X-ADV」はどう変わる?
コンセプトはGo Ahead! トムスが40系『ヴェルファイア』用「スタイリングパーツセット」を発売
ハミルトン、低調メルセデスF1での残り3戦はヤケクソ? フェラーリ移籍を前に「今はクリスマスを楽しみにしている」
[自動車ディーラー]が運営母体? [神戸マツダ]が整備専門学校を開校へ
13年放置のホンダ「ライフ ステップバン」を仲間とともにレストア…現代風にアレンジしたおしゃれなカスタムメニューを紹介します
「カワサキ プラザ横浜戸塚」がリニューアルオープン!楽しいモーターサイクルライフをサポート!
大西流星&長尾謙杜(なにわ男子)×新型ジープ・アベンジャー──Car of the Month
2024年末の発売を目指すヒョンデ中型EVバスを展示! 「エレクシティタウン」が富士スピードウェイのホームストレートを走った
【トヨタ版の噂も】スズキ初のBEV「eビターラ」は多面体ボディと先進内装でBEV市場を席捲するか
あの「250」のオープンが想像以上にゴツカワ! トヨタが本気を出した「ランクルROX」の大量画像
【かっこいいぞ…】アウディ新型「A5」&「S5」公開! 実質A4の後継モデルはファストバックの5ドアとワゴンを設定
現行マツダ唯一のロータリーエンジン搭載モデル「MX-30」がマイナーチェンジ 価格は293万円から
レクサスの歴史的象徴「LS」が売れない3大要因と、次期型が“ふつうのセダン”にならない理由
“50位圏外”でスランプ続く「CX-60」。モデル末期「CX-5」と総合力ではどちらを買うべき?
白熱の王座争い!! 国内二大レースのSUPER GTとSF、最終盤の見どころと観戦時のポイントを解説
【最安グレード追加】レクサス最小SUV「LBX」に“エレガント”新設定 価格は420万円から
【まだお先は真っ暗?】もはや日本じゃ売れる気がしないBEV…やはり初心者のボクらには無理ゲーなのか
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!