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500アバルトに海外試乗! サソリの猛毒にやられた

思わず高回転域まで引っ張ってしまう

しかし実際に走り出すと、フロントに積まれたそのエンジンは、決して期待を裏切らない。最高出力135ps/5500rpm、最大トルク180Nm/2500rpmを発生し、さらにスポーツモードでは最大トルクを206Nm/3000rpmまで跳ね上げる1.4リッターのターボユニットは、日本の軽自動車によく使われているほどの小径タービンを使うことで、低速域から即座にブーストが立ち上がる。おかげでスタートダッシュは強烈。5速MTを1速に入れてクラッチを繋ぐと、まさに弾けるような瞬発力を見せつける。

速度計と一体化された集合メーター内の回転計に示されたレッドゾーンは6000rpmからと高くはない。しかし特性はあくまで全域フラットトルクで、どこから踏んでも力が得られて非常に扱いやすい。レスポンスも軽快で、全開にした時など、針の動きはレッドゾーンを軽く飛び越える勢いを見せる。

しかし、だからと言って「良く出来ているけれど、退屈」なんてエンジンを、アバルトがつくるわけがない。とくに印象的なのはサウンドで、回せば回すほど盛り上がるエンジン音と排気音を聞きながら走らせていると、必ずしも必要は無いのに、思わず高回転域まで引っ張ってしまうのだ。

乗る前には、ターボエンジンへの先入観もあって、速いとしてもピーキーな特性なのではと身構えている部分もあった。しかし、実際の味つけは、クルマとの一体感を強く味わえるレスポンスと低速トルクを重視したもので、ピーキーなところなど何も無い。刺激性と操る醍醐味をともに満たす味つけとして、これは相当にいいセンを行っていると言っていいのではないだろうか。

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