新型XC90、10年ぶりに骨格から生まれ変わった次世代ボルボの実力
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:ボルボ・カー・ジャパン
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:ボルボ・カー・ジャパン
思わず画面ばかり見てしまうが、周囲を見渡せば、そのクオリティの高さにも感銘を受ける。レザー、ウッド、アルミはすべて本物。サプライヤーと共同でそれぞれのパーツの精度向上を図ることで、従来より格段にハイレベルな仕上げを実現したという。単に整然としているだけではない。シフトノブにクリスタルが使われたり、左右に回すタイプのスタートボタンなど手の触れる部分にダイヤモンドカットが施されていたりと、随所に洒落っ気も見られる。
空間自体も余裕を増している。それが顕著なのが身長170cmの乗員まで対応するようになった3列目シート。実際には177cmの筆者でも、それほど苦もなく座れたほどの広さが確保されている。ちなみに車両サイズは全長が先代より140mm大きい4950mm、全幅は写真のフェンダーエクステンション付きで2008mm、全高が1775mmと、かなり大柄である。
それでも3列目シートと(プラグイン)ハイブリッドを両立しているSUVは、今のところ新型XC90だけ。それが可能になったのは、SPAが最初からそれを見込んで設計してあったからだ。
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